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『稲盛和夫一日一言』10/10 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月10日、今日の一言は『経営者の器』です。

  小さな企業の経営で成功を収めた経営者が、企業が発展し、その規模が大きくなるにつれ、経営の舵取りがうまくとれなくなってしまい、会社をつぶしてしまうことがある。それは、組織が大きくなっていくにつれ、経営者が自分の器を大きくすることができなかったからだ。

 企業の業績を立派なものにしていこうとするならば、経営者がその人間性を高め、人格を磨いていく以外に方法はありません。だからこそ、私は盛和塾において、「心を高める、経営を伸ばす」ということを申し上げ、経営者が自らの人格を高めることが業績や組織を伸ばすことになるということを、ことあるごとに説いてきたのです。
 私自身、京セラ創業間もないころから、「経営がトップの器で決まるならば、トップである私自身の器を磨き、大きくしていかなければならない」と強く思い、懸命に努力を重ねてきました。
 では、なぜ経営者は心を高め続けなければならないのか。それは、経営において正しい判断を下すためです。企業の業績とは、経営者が下した判断が累積した結果です。そうであるならば、経営者は正しい判断を続けなければなりません。そして、常に正しい判断を行うためには、確固たる判断基準が求められるのです。

2010年盛和塾第10回全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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