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『稲盛和夫一日一言』12/9 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月9日、今日の一言は『反省ある日々 ①』です。

 人間は誰しも完璧ではあり得ず、時に間違いを引き起こしてしまいます。しかし、そのたびに素直に「反省」し、再び同じ誤りをしないように懸命に努めていく、その日々の繰り返しが、少しずつ人間性を高めてくれるのではないでしょうか。

 初代ワシントンがそうであったように、リーダーには立派な人格者を選ぶ必要があります。そうしたことは当然ではありますが、しかし残念ながら、人間の人格は変化するということを前提におかなければなりません。
 たとえ、立派な人格を持っている人だと思い、その人をリーダーに選んだとしても、その人が権力の座について数年、変化を遂げて人格が変わり、私たちが思っていたような振る舞いをしてくれないというケースはいくらもあります。また、若い頃には犯罪に手を染め、人間的にいかがかなものかと思われたような人が、晩年は人間が変わったように素晴らしい人格者になっていかれたという例もあります。
 つまり、リーダーに立派な人格者を選ぶことは大切ですが、人間の人格は変化をするということを前提に置くべきなのです。立派な人格の人であっても、その人格を維持するためには、その人が謙虚で、反省のある毎日を送っているかいないのか。そこがポイントになります。
 立派な考え方をつくるための努力をしなければなりませんが、同時にその手入れも決して怠ってはなりません。毎日毎日手入れをし、磨き、さらに立派なものにしていく。そのためには、反省ある毎日を送る、反省ある人生を送る。そうしたことがなければならないのです。

1999年 第7回盛和塾全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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