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『稲盛和夫一日一言』2/22 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
2月22日、今日の一言は『本物になる人』です。
大胆なだけでは、パーフェクトな仕事はできません。繊細なだけでは、新しいことにチャレンジする勇気は生まれません。仕事をする場合、どうしても豪快さと緻密さという、二律背反するような性格を備え、局面によって使い分けられる人が必要です。
私は、繊細でシャープな神経の持ち主が、場数を踏むことによって、真の勇気を身につけていったときにはじめて、本物になると思っています。
私は、京セラという会社をやってみて、局面局面で、本当に自分に真の勇気がなければ、会社経営なんてできるものではないということを、イヤというほど感じました。私の場合、小学校のころから肉体的な強健さといくらかの精神的な強さはあったのかもしれませんが、それは真の勇気といったものではなく、どちらかといえば蛮勇に近いほうの勇気だったと思っています。
経営者には、細心で怖がりという素養が要るのです。「怖がり」というのが経営者としての絶対条件であり、怖がらない経営者は下の下です。
本当は小心で怖がりな人が、仕事を通じ、経験を通じて、つまり「場数を踏む」ことで度胸ができてくる。そうした人が真の勇気を持った人なのです。
ですから、今まで会社を経営してくるときに、最初からけんかっ早い、度胸のある人はあまり登用してきませんでした。本当にビビリで怖がりの人に、仕事を通じて場数を踏ませることによって、真の勇気を身につけさせるということをやってきたわけです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。