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『稲盛和夫一日一言』12/30 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月30日、今日の一言は『挫折が実になる』です。

 若いときに苦難に出遭っても、挫折を経験しても、絶対にへこたれてはなりません。それは、神様が与えてくれた「成長の糧」だと考えることです。神様は苦難を与え、それを糧にして、「今からの人生を素晴らしく生きなさい」と励ましておられるのです。

 ある人には苦しみを与える環境であったとしても、別のある人にとっては、それは援助の手を差し伸べてくれる環境にもなります。同じように厳しい環境にありながら、苦しみを与えられていると受け取るのか、自分を励ましてくれていると受け取るのか、受け取り方はふた通りに分かれます。
 フィロソフィを勉強する人は、自分を取り巻く環境がどのように変わろうとも、それをすべて自分の糧にして成長していくことのできる人たちです。そうなるためには、自分自身の魂を磨かなければなりません。魂を美しくしていかなければなりません。人格を高め、心を高めていかなければなりません。言葉を換えれば、魂の純化、浄化というものが必要なのです。
 それには、すべてのものを善意に解釈し、良い方向へ良い方向へ、そして明るく受け取るという精神状態がたいへん大事です。不平不満を言ってみたり、威張り散らしたり強欲であったりといったものを一掃して、自分の心の中を、喜び、やさしさ、美しさといったもので満たしていくことです。
 人生がうまくいった人は、みなバカかと思うくらいの楽天家です。すべてのことを良い方に、ポジティブに解釈できる人、そういう人は、必ず人生を幸せに生きていくことのできる人なのです。
  

2004年 盛和塾全国世話人会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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