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『稲盛和夫一日一言』12/5 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 12月5日、今日の一言は『経営12ヵ条 ⑤』です。

 「経営12ヵ条」は、「思いというのが、自分自身の人生を決める。真我や理性・良心から出てくる強いであれば、それは必ず結果として表れる」ということを前提にしてつくられています。
 つまり、経営12ヵ条のすべての条文には、「思いは必ず実現する」という思想が流れているのです。

 創造的な仕事ができない人はいろいろなことにこだわりを持っています。現状にこだわり、今の技術にこだわり、これまでやってきたことにこだわっています。
 しかし、クリエイティブなことができる人は、「これまでにやってきたことが間違っている」とわかれば、素直な心で訂正したり、思い直したりすることができます。過去を否定しなければ、新しいことも創造的なこともできません。素直な心が、進歩の基盤となるのです。
 そういう意味で、素直な心というのは、人間が向上していくために必要なただひとつの要素です。素直でなければ人間は向上しません。素直だからこそ、人の教えを理解して前へ進んでいける。しかし、素直な心というのはただ従順であるという意味ではありません。海綿のように柔軟で、いろいろなものを吸収していけるのが素直な心なのです。
 経営者として、リーダーとして集団を率い、立派な経営をしていこうと思うなら、常に向上心を忘れない人でなければなりません。素直な心は、素晴らしい宝となります。
 常に明るく前向きにポジティブな思いを描けば、人生も経営もそのとおりになっていきます。これは「経営12ヵ条」の全般を貫く思想であり、会社経営を成功へと導くカギでもあるのです。

『経営12ヵ条』(稲盛和夫著 日経BP/日本経済新聞出版 2022年発刊)より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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