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『稲盛和夫一日一言』1/4 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月4日、今日の一言は『反省と努力』です。

 ほとんどの人は心の大切さに気づかず、心を立派にしようなどということに関心を持たない。まずは、心を高めなければならない、心を美しくしなければならない、と思わなければならない。
 そうしても、われわれは煩悩(ぼんのう)、欲にまみれた人間であるから、なかなかそうはなれない。なれないけれども、「ならなければならない」と思い、反省する。この反省があるから、また努力をしようと心がける。このことが人生にとっては大切なのである。

 自分自身を高めようとするなら、日々の判断や行為がはたして「人間として正しいものであるかどうか、驕り高ぶりがないかどうか」を常に謙虚に厳しく反省し、自らを戒めていかなければなりません。
 本来の自分に立ち返って、「そんな汚いことをするな」、「そんな卑怯な振る舞いはするな」と反省を繰り返していると、間違いをしなくなるのです。
 忙しい日々をおくっている私たちは、つい自分を見失いがちですが、そうならないためにも、意識して反省をする習慣をつけなければなりません。そうすることによって、自分の欠点を直し、自らを高めることができるのです。
 人間は肉体を持つがゆえに、もともと利己的で欲望に満ちた心を持っています。そういえばダーティーに聞こえますが、決してそうではありません。我々人間は、肉体を持つがゆえに、そうした利己的で欲望に満ちた心を本質的に持っているわけです。
 ですから、何も手入れをしないでそのまま放っていれば、心は必ず利己的で強欲なものに満ち満ちたもので埋まってしまいます。それゆえに、反省するということがたいへん大事になってくるわけです。心を純粋に、また善に向けていくためにも、反省すること、また努力しようと心がけることが欠かせないのです。

1999年 第7回盛和塾全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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