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3月9日 学級通信『Sagittarius』vol.92 2021.12.3発行

 キミたちは“人生を変えた1曲”ってありますか?私にはあります。1曲目はスキマスイッチの“奏”です。そしてもう1曲がレミオロメンの“3月9日”です。
 “奏”も“3月9日”も私が人生のどん底にいたときに,私を支えてくれた曲です。特に“3月9日”は私の命を救ってくれた曲といってもいいくらいです。
 “奏”は,私が前回担任をしたときに,卒業式で歌うことができました。本当にうれしかったです。さらに,私には唯一の友人,Uくんってのがいるんです。Uくんは大学時代同じサークルで活動した仲間です。その鵜瀬くんの奥さんはIさんです。Iさんは同じサークルの1年後輩です。(私より1年早く卒業しましたが...)
 このU夫妻の子どもの名前が“奏”ちゃんなんです。何か縁を感じちゃいますよね。私がスキマスイッチの奏が好きってのはU夫婦は知らないはずなので,完全に偶然ですね。
 そして,3月9日です。私は人生の底にいたとき,この曲ばっかり聴いていました。本当にいい曲です。この曲は,教員人生の中で1度は卒業式で歌いたいと思っていたのです。
 私は大学時代,本当に地獄の日々を過ごしていました。それはもう暗黒の日々です。そんな日々の唯一の光がこの曲でした。そう,おそらくこの曲がなければ,私はキミたちの前に立てていないと思います。
 そんな3月9日を,キミたちのおかげで卒業式で歌えることが本当にうれしいです。キミたちの心遣いに本当に感謝しています。
 さて,この大学時代のお話はまた今度するとして,3月9日です。実は私の父の命日も3月9日なんですよ。あの年は3月なのに雪が降って,本当に寒い日だったのを覚えています。
 父の命日が3月9日だったことも,キミたちと一緒に卒業式で3月9日を歌えることも,すごく“運命”を感じてしまいます。さてさて...
  卒業式,一緒に泣こうね

流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に 私とあなたで夢を描く
3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます
溢れ出す光の粒が 少しずつ朝を暖めます
大きなあくびした後に 少し照れてるあなたの横で
新たな世界の入り口に立ち
気づいたことは 1人じゃないってこと
瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい
砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで 見とれました
上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて
青い空は凜と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合うのであれば それは幸せ
この先も 隣で そっと微笑んで
瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

3月9日 レミオロメン

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