一般入試に向けて 学級通信『Sagittarius』vol.93 2021.12.3発行
さて,公募制推薦入試もいよいよ終盤戦に入ってきましね。ここでキミたちに,1つ考えておいてもらいたいことがあります。それは,“一般入試にむけて”です。以前も少し言いましたが,この先,私たち6組は大きく3つの道に分かれます。
1つ目は受験終了です。専願入試を受けた人は強制終了ですね。さらに第一志望に合格し,すでに受験を終えている人も終了です。ただ,公募で志望校に合格した人は,今から頑張れば,一般入試ではもう1つ,偏差値の高い大学に受かるはずですよ。
ただ,4月から口酸っぱく言ってきましたが,進学先は偏差値で選ぶものではありません。受験は合格を目指して頑張るものでもありません。だから,自分でしっかり考えて,一般入試にチャレンジするか考えてください。
さらに,大学の入学金は決して安くありません。だから,一般入試にチャレンジし,違う大学へ進学するなら,入学金が返ってこないってことを,保護者としっかり話しておいてくださいね。
もう1点大切なお話です。公募で英語を使わなかった人,あまり点が取れなかった人,進学後に英語の授業は必ずあります。受験を終える人は,これがゴールではありません。これがスタートです。英語の勉強をしていきましょうね。
2つ目のパターンは,滑り止めが取れていないパターンです。このパターンの人は,とにかく必死で勉強しましょう。クラスメイトが合格していき,焦っていると思います。でもね,この焦りも,受験に挑戦したから経験できる思いです。この経験がキミたちを大きくし,本当の優しさを持った大人にします。大丈夫。一緒に最後まで走ろうね。
3つ目のパターンは,滑り止めが取れていて,第一志望に受かっていない人です。この人たちは一般入試にチャレンジすることになるでしょう。しかし,1点注意してください。“滑り止めがあるからって安心するなよ!”ってことです。一般入試に向けて本気で勉強しないと,受からないですよ。というより,
そもそも一般入試クラスに来た理由はなんでした?
この1年何を目標に頑張ってきました?
滑り止めがあろうがなかろうが,自分と向かい合うんでしたよね?最後の最後まで頑張りきるんでしたよね?一般入試に向けての勉強は,基本的には家庭学習になります。だから,自分との戦いになります。
“もう,公募で受かった学校でいいか...”“そもそもどこの大学でもやりたい事できるし。...”こんな自分と向かい合いことになります。
だから,一般入試に向かう諸君は,ここからが本番ですよ。ここまで頑張ってきた自分が,この先の自分の背中を押してくれるはずです。そして,一般入試の最後まで頑張れた自分が,大学生の自分の背中を押してくれます。
高校3年間の授業も終わり,定期テストと,テスト返し,HRだけになりました。私たちに残された時間はあとわずか。私がキミたちにお伝えできることも残り僅かになってきました。でもキミたちなら,きっと大丈夫ですね。
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