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頭・胸・腕 学級通信『Sagittarius』vol.72 2021.10.16発行

 今朝は気温がグッと下がり,すこし肌寒い気候になりましたね。秋の足音が聞こえている今日この頃です。10月も中旬に差し掛かり,それぞれにやるべきことが少しずつ変わってきていますね。
 そこで,今日は何点かお話をしておきます。1つ目は“この受験の目的はなんだった?”ってことを忘れないようにしようねってことです。
 このあと,クラスの中で,どんどん合格・不合格が出てきます。当然ここまで頑張ってきていますから,合格なら泣いて喜び,不合格な泣いて悔しがるでしょう。それはどちらもとっても素敵な涙です。だからね,“受かればオッケー”“落ちたらアウト”なんて安易な考えは捨てようね。
 だってキミたちが歩いてきたここまでの道のりは間違ってなんかないんだから。だって,この受験は“頑張れた自分に出会う旅”なんだから。
 さて,2つ目です。そろそろ公募に向けて,過去問を解いている時期ではないでしょうか。そこで,お知らせ。
  どの学校の過去問に時間をかけますか?
 本命校ですか?滑り止めですか?チャレンジ校ですか?自分の1番の志望校にばかり時間をかけていては,滑り止めが取れませんよ。でも,滑り止めの学校にばかり時間をかけていては,少し後ろ向きですよね。
 だから,まずは滑り止めの学校の過去問で点を取れるようになりましょうね。とっととそこをクリアして,チャレンジ校の勉強に取り組もう。今年の4月。S先生が言っていたことを覚えていますか?「受験はイヤなことを先に終わらすんですよ。」あの4月のお話が,今になって身にしみますね。
 さて,そんな過去問への取り組みですが,過去問研究シートを配ります。そこに毎回の得点を記録していきましょう。面倒くさいと思いますが,「受験はイヤなことから先に終わらすんですよ。」
  最後に,面接を使う人中心に,今後大学で勉強をする人に金言です。この話は,昨日の面接練習でH先生が言っていたお話です。
・頭・胸・腕
 看護学校の面接で,話をするときに大切な観点が3つあります。それは“頭・胸・腕”です。
 頭は“知識”。看護師として,大切な知識は何だろう。看護学校で学ぶべき知識は何だろう。そんなことを考えておきましょうね。
 胸は“こころ”。看護師として,患者と向かう時に,どんなこころが必要なんだろう。患者にどのように接するべきなんだろう。そんな,キミたちが得意な分野ですね。
 腕は“技術”。看護師として必要な技術とは何だろう。患者や医療スタッフと信頼関係を作るには,自身の技術がたしなこと,これが必須ですね。キミたちは看護学校でどんな技術を習得しますか?
 この話,昨日林先生から聞いたときに,スッと腑に落ちました。“確かに!”となりましたね。
 この“頭・胸・腕”って看護学校だけじゃないですよね。大学へ,いや大学以外でも進学する人はすべて“頭・胸・腕”を成長させるために学ぶんですよね。
 幅広い知識,豊かな心,深い専門性,これらはキミたち全員が進学後学ぶことです。まさに“頭・胸・腕”。昨日の面接練習は,私も本当に勉強になりました。学ぶって素敵ですよね。

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