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GVRは不動産内見以外にも

世間ではGWの真っ最中で、知り合いを見ても3~4割の方が11連休中です。弊社はスタートアップなのでお休みなんか知りません(歪んだ考え@昭和猛烈的)が、今日も残念なニュースを取り上げて、より良い未来に向けた提案をしておきたいと思います。

千葉県君津市の市立保育園がメタバース技術を活用したニュースです。保育や介護の業界は、なにしろ現場が命を預かっている職場ですし、国や自治体のルールがガチガチで余裕のある就労環境とは程遠いため、入園希望者や住職希望者の見学に対応することすらままならないのが現実です。たまたま、私が保育業界の経験があり、その点に知識があったので、1年前に東京の保育事業者の方と「VRで園見学」という施策をやったことがあります。

今回紹介するGVR(ガウシアンVR)とは違って、【どこでもドア】を使った簡易な施策ではありますが、実際に園に足を運ぶことなく、まるで園内を歩いて見学しているような体験をVRで提供するという点では、GVRで不動産物件の内見をVRで行なうことと目的は同じです。

こちらの動画でも簡単に触れていますが、【どこでもドア】時代は360度空間の中に簡単に入って、周りの景色が自動的に動いていくスタイルです。そこでは実写360度高画質映像の中に入るので、没入感は圧倒的です。ただし、行き先を自分で選択したり、特定の箇所だけ注視したり、というカスタマイズはできません。なので、イメージとしては旅行の下見に最適です。
一方、不動産内見をVRで行なうGVRは、映像ではなく、見るのは物件なので静止しています。物件内の空間を自分で好きなように歩くスタイルです。見たいところだけをしっかりと自分の目線で見ることができます。つまりこれは、不動産物件だけでなく、今日のお題に取り上げた保育施設の見学にも最適です。ニュースで取り上げられている君津市の例は、MatterPortというシステムを使っているのですが、これは「疑似メタバース」と呼ばれるもので、パノラマ画像を貼り合わせて空間のように見せているものです。つまり、おなじみのGoogleストリートビューと同じ仕組みです。飛び石のように決まった場所をぴょんぴょんと移動しながら、何となく物件内を見て回ったような感覚になってる方がほとんどでしょう。。

実際に何が違うのか、VRゴーグルで体験してみないと文字ではなかなかご理解いただけ無いかもしれませんが、少し興味がある方はぜひ上の資料をご覧ください。不動産物件の内覧をメインに現在展開中ですが、保育施設などの既存物件の見学にはGVRは最適です。スマホの動画撮影をするだけなので、特殊なカメラや撮影技術も要りません。

君津市はネット記事によると13億円もの予算を投じて作った(改装した)施設のようなので、メタバース技術を活用した新しい取り組みをぜひ頑張ってほしいと思いますが、子育て施設は常に利用者が入れ替わる施設なので、ぜひこれからはメタバース技術を活用したいと思われた場合は、弊社にお声がけいただければと思います。m(_ _)m

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