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これまでと何が違うの?
ようやくテスト参加企業を募集し始めて、早速、関東の大手不動産会社さんが導入に向けて進み始めましたので、改めて動画も撮り直しました。
上の記事で申し上げた通り、既に市場にパラパラと存在している内見VRを、最先端の開発技術を持つ弊社が、「なぜ今」と言うのは大事なポイントです。世界のテクノロジーは止まることなく激しく進化し続けていますが、市場にそれに追い付くのは時間が掛るものです(いわゆるビジネスとして)。
弊社はただのスタートアップなので、スピード感には自信があるのですが、とは言え、市場に見向きもされない段階ではビジネスになりません。顧客企業も「興味はあるけど今はまだ必要ないよね」と検討で止まってしまいます。「今」始めることの理由は、今回のタイトルでもある「既存サービスとの違いが明確」という点です。でき始めている市場を根こそぎ獲得することと合わせて、そろそろ市場拡大が見込める可能性が高まってきた、というタイミングでもあります。
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では、違いの部分を説明します。大きく3点。
物件内を「自由に」歩ける
これは多くの方が知らずに契約・導入して、後から気付くパターンです。わかり易い例を挙げると、皆さん、Googleストリートビューはご存知ですよね?世界のあらゆる場所を、見て回ることができます。あれって、矢印を押してピョッと数メートルずつ進みますよね?
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上の写真を次に進むと
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5メートルぐらい進んだでしょうか。つまりこれは、パノラマ画像を繋ぎ合わせて、擬似的にその場で歩いて進んでいるかのような体験を提供しているものです。既存の内見VRという仕組みは、ほとんどこれと同じ仕組みを使っているケースが大半です。つまり、指定した箇所からの視点で見て下さい、という制約があるわけです。実際の内見とは大きく異なる、簡易的、擬似的なものなのですが、それに気付くのが導入後だった、という会社の声を多数聞いてきました。その不満を解消する技術が弊社の【ガウシアンVR】の大きな特徴です。【Gaussian Splatting】という技術を使って、物件そのものを3D化していますので、写真の繋ぎ合わせとは全く次元が違うサービスだということを知っていただけると嬉しいです。
エンドユーザーが喜ぶ内見
通常、B2B市場で普及するサービスには、当然ながら喜ぶ人がいます。何かしらの改善によって、業務が効率化されたり、コストが削減されたり。不動産の販売においては、主なプレイヤーとして「物件オーナー」「元付け業者」「客付け業者」「エンドユーザー」の4つの立場があります。不動産テックのSaasはエンドユーザーには関係ないところで機能しているケースが多いのですが、実際には不動産販売・不動産仲介の市場では「売れてなんぼ」です。つまり、エンドユーザーに好まれることが売上増に繋がります。それが今回の内見VR【ガウシアンVR】の大きな特徴です。
賃貸の場合を例に挙げましょう。引っ越ししようと思って、スマホで検索して、不動産会社の店頭に行きます。そこでA4の紙で間取りや基本情報を確認して、気になる物件をピックアップします。そして、内見に行きます。10件をピックアップしても実際に内見できるのは3~4件でしょう。その3~4件で運命的な出会いがあれば別ですが、多くの場合は何となく良さそうかな、という程度で、別の業者に行ってみます。そこでも同じような案内を受けます。時間と手間が掛かるので、ユーザー側も遠慮が発生してしまい、見たいだけ見るってことができません。業者側も必要最小限の案内で済ませたいので、何とかかんとか言ってオススメを絞ります。ユーザーの気持ちとしては「気になる物件は全てチェックしたい」んです。それができるのが【ガウシアンVR】です。不動産会社の店頭でVRゴーグルを被るだけで、1物件数分で、その場で何件でも内見が可能です。VRゴーグルで物件に瞬間移動して内見する体験は、エンドユーザーからすると内見が楽しくなってしまうでしょう。史上初の「喜ばれる内見」になると思います。
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従来の内見以上の機能性
特に賃貸物件の内見においては、通常は居住者が退去した後しか内見できませんし、その後、クリーニングを済ませた何もない状態での内見です。自分の家具が配置された様子などは頭の中で想像するしかありません(そんなことできるわけがありません)。
分譲住宅の場合は、それをモデルルームによって、少しだけイメージしてもらえるようなサービスがあります。それでも、用意された家具が置いてあると、自分の家具が配置されたイメージはそう簡単に持てるものではありません。これが不動産販売の「常識」なので、それに不満を言う人すらいなかったでしょう。その常識が大きく変わります。なぜなら、【ガウシアンVR】ではVRで内見する物件内に、モデルルームのように家具を配置したり、その家具の配置を自由に変えてみたり、色を変えてみたり、移動してみたり、と、自分が住んだ時のイメージを持ってもらうための機能が搭載されます。これは、既に、実際に現在行なわれている内見業務を上回る、いまだかつて無い内見になるのではないでしょうか。
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このように、これまでの「内見VR」とは似て異なる、史上初の機能を満載した画期的なサービスが【ガウシアンVR】です。目標として、5年後にはこれを使っていない不動産会社は淘汰される、と言われるぐらいに圧倒的な導入を目指します。日本の不動産販売が世界に先駆けて「スゴい」と言われて、日本の技術を世界が取り入れる、そんな事例を生み出したいと考えています。