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まだ始まってないVRありの生活

VRが生活に当たり前に使われる世界観を願って4年になるが、直近で行なった講演でも「終わったどころか、まだ始まってもいない」というフレーズは非常に共感を得た。まだまだなのだ。そして、日本の小さなスタートアップの一従業員だけで何かできるようなことでもない(1社が闇雲に数億円掛けたところで起こせるようなレベルのムーブメントではない)。

「一部の方の個人利用から始まって広がっていくのかな」
「特定の業界でのビジネス用途から広がっていくのかな」

いろいろと試行錯誤しては、試し打ちしてみているが、昨今は歴史上、類を見ない情報洪水の世の中でもあり、一瞬だけ耳にしたとしても、一瞬で埋もれてしまう。その繰り返しがこの4年ほど続いている。
民間のテレビ放送がかつてのパワーを失い、SNSが生活に浸透し、24時間365日、右も左も情報に溢れていて、いわゆる「バズる」のも瞬間の出来事となると、本気でムーブメントを起こすには王道に戻って、長い年月と地道な啓蒙活動を経て、ひょんなきっかけから小さな火が起こり、徐々に大きな火になっていく、しかないのではと思ったりもする。

エンタメ業界の本格参入

ネット上の仮想空間での体験が「映画を見る、パークに足を運ぶといった行動につながっていく。それがエコシステムを前進させる本当に重要な部分になる」

2024/9/9 5:00日本経済新聞 電子版

同社は米アップルのARヘッドセット「Vision Pro(ビジョンプロ)」を使ったコンテンツ開発で提携していくことを発表している。

2024/9/9 5:00日本経済新聞 電子版

直近では、上のようにいよいよエンタメ界の超大物「ディズニー」がVRを活用するかもしれないというニュースがあった。ディズニーほどの超大企業であれば、「VRってそもそもなんぞや」はちゃんと理解してくれているだろうが、過去に超が付くような大企業から「VRはCGなんだよ、実写はAR!」と説明されちゃったこともあるので、そこは様子を見たい。

これは全く個人的なフィールドワークだが、日頃から街に出て、VRを体験してもらい、VRについての知識や理解をチェックして回っているのでですが、明らかに大人の男性においてはアダルト需要が広がりつつある。ようやくだが、これも必要なステップだ。世界のどこを探してもそんなデータは出てないが、これは確実に起こっている現象。少なくとも「VRのアダルトはスゴいらしい」と認識している率は7割を超えてるんじゃないだろうか。実体験はたぶん3割に届くかどうか(その95%は普段は口にしないのでVRにとっては広がりにならないw)。

コミュニケーション手段

もちろん、オジサンだけがワイワイ言ってるアダルトの世界で、VRが世の中に浸透するにはあまりに力不足だが、令和のこの時代になっても、やはり、このパターンってあり得るかもなと思ってもいる(かつてのビデオデッキ普及の再来)。きっかけは何でも良くて、とにかく、実写メタバースの存在を知ってもらい、新しい感覚を知ってもらい、これが生活をどう良くするか、想像してくれる人が増えると幸いです。

告知

株式会社MATRIXでは、以下のような業界に向けて、【Gaussian Splatting】という新しいAI技術を使った3D生成をメタバース空間で提供しています。

一例です
  • 【Gaussian Splatting】:専用機材や専門家でなくても、スマホの動画で3Dを生成してしまう技術です。

  • メタバース空間で提供:3DモデルはスマホやPCの画面で見ることもできますが、その立体的な感じを思う存分体感するために、VRゴーグルを被ってメタバース空間内で見ることをオススメしています。

単なる3Dは見たことある人が多いと思いますが、3Dモデルを画面上でクルクル回してみても「だから何やねん」でしょう?上の動画は、3D化したマンションのエントランスをメタバース空間にして、それをQuest3で歩いてみたキャプチャ動画です。元はiPhoneの標準カメラで動画撮影しただけです。ご興味がある方はぜひ下記からお問合せください。

#日経COMEMO #NIKKEI

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