働き方改革とSalesforceと仕事ごっこ
働き方改革
みなさん、働き方改革、やってますか?
がんばって業務効率化してますか?
生産性向上に努めてますか?
働き方改革って、テーマ自体は私もWelcomeですし、自らもムダな仕事(作業)は排除に努めてます。でも、日本の会社ってホントに『和を尊ぶ』的な慣習があって、激しく変革するのが嫌がられます。これは年代を問わず。若い方でも『〇〇には良い部分もあるので、廃止は如何なものかと』ってあるあるです。
そうやって、『とりあえずやってみよう!』的な取組み方ではなく、何事も少しずつやっていくのが得意とも言えます。
でも、働き方改革は、既に待ったナシ!ってヤツなんですよね。このままでホントに変わるんやろうか?って、ずっと思ってます。(もちろん、自分が関わる範囲内では、やれることはガシガシやってますが、社会全体が、って意味です)
仕事ごっこ
そんな中、とってもステキな本が出版されました。『仕事ごっこ』。内容は読んでいただきたいので割愛しますが、サイコーです。今の会社の多くは、社内にムダな作業を残すクセが付いちゃってるんですよね。
それって仕事?
業績にどんな貢献を?
要らなくね?
です。そんな『要らなくね?』あるある、気付かずに日常化しちゃってることに気付かせてくれます。
Salesforce
Salesforceって、ご存知でしょうか。世界で最も多くの会社で利用されているであろう、営業支援ツールの王道中の王道。営業が社内での事務作業に忙殺されたり、営業の各ステップが社内可視化されたり、使いこなすと良いことはいっぱいなツール。
世界中でスタンダードになってるこのツールですが、実は、日本では、中途半端な使い方しかしてないとか、使い始めてやめちゃったとか、山ほどあるんです。このグローバル時代に、疑い無く世界中で利用されているツールを使いこなさないのは何故でしょう。
それが、先ほどの慣習とかクセに繋がります。Salesforceに関してのセミナーや情報は山ほど存在してるのでサマりませんが、基本的には支援ツールなんです。支援されてメリットを受けるのは人であり、組織です。つまり、人や組織がメリットを受ける体制でないと十分にメリットを感じられないんです。
具体的には、Salesforceを活用する時に、多くの日本企業がぶち当たる壁が、従来の組織体系に合わない、ってヤツです。死ぬほど聞いたことあります。。組織も生きてますから、今の活動を変えるとなると、『変えない』と言う声が必ず出てきます。で、それを背景に、コストを掛けるタイミングじゃない的な話に持っていかれて終了〜。
総じて、あるある話
高度経済成長期が終わって以降も、なんとなくこの国では成長を続けています。新しい産業やサービスや商品が生まれていますが、無限に消費が増え続けているのではなく、消えるものは消えているわけです。公衆電話やテレホンカードは必需品からあっという間に何の価値も無くなりました。これが一番わかりやすい例。つまり、ドンドン壊していかないと、消していかないと、成長が止まっていまうと思います。
クラウドサービスやSaaSが一気に拡大していて、その過程で「TheMODEL」を知った方も多いはず。日本のこれまでの商習慣とは異なる部分がたくさんあります。でも、流れは始まってしまってるんです。流れに乗ることで、壊すものもあるでしょうし、消すものもあるでしょう。それは必然。何も躊躇することは無いのに、抵抗がスゴイんですよね。これがあるある。
「若い人の考えることは理解できない」ってのは、言い古されたオッサントークですが、今や、オッサンかどうかは問題ではなく、オバサンかどうかでもなく、年齢とかどうでもよくて、多様化を全て受け入れた上で、最適・最善に向かう時代に入ってしまったんです。これって、実はものすごい変化。フワッと「多様化」とか「ダイバーシティ」なんて濁してますが、個人的にはドエライ変化だと認識してます。
いくつかの例を挙げましたが、仕事ごっこ・会社ごっこを目の前から無くし、Salesforceをどこの会社も使い倒して、多様化を受け入れたら、働き方改革なんて簡単に解決してるってこと。何の心配も要らないのに。。