ラフマニノフ:幻想的小品集(Morceaux de Fantaisie)作品3
00:00 I. Elegie
公開者情報 Terry Smythe and MercuryIII
演奏者 composer (piano)
著作権 Creative Commons Attribution No Derivatives 3.0
備考 Piano Roll of the Composer's Performance, Scanned into MIDI by Terry Smythe and Converted by MercuryIII
03:53 II. Prelude
演奏者 Peter Bradley-Fulgoni (piano)
公開者情報 Peter Bradley-Fulgoni
著作権 Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivs 4.0
備考 Recorded 2015 in St. Paul's Hall, Huddersfield University (Peter Hill, sound engineer)
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幻想的小品集(げんそうてきしょうひんしゅう、仏: Morceaux de Fantaisie, 露: Пьесы Фантазии)作品3は、セルゲイ・ラフマニノフが1892年に完成させたピアノ独奏曲集。どの楽章も、性格的小品ではあっても幻想曲には分類しがたく、したがって題名は音楽形式を指していると言うよりも、むしろ曲の空想的な雰囲気を反映していると言うべきであろう。幻想的小曲集と訳す場合もある。
第3曲と第5曲については、渡米後の1940年に改訂版が作られ、そのうち第3曲「メロディ」が大幅に書き換えられた。
楽曲
第1曲 悲歌(エレジー)
エレジーとも訳される。原題は仏語でÉlégie(露語ではЭлегия)。モデラートの速度による変ホ短調の楽曲。三部形式。
曲集中では最も瞑想的な気分を湛えているためか、割合に緩やかなテンポで演奏されることが多い。ラフマニノフ自身のピアノロールへの録音が残されているが、楽譜と異なる部分が散見される。
第2曲 前奏曲
本作の中で、というよりラフマニノフの初期作品の中で間違いなく最も有名なピアノ曲。その印象から、俗に「(モスクワの)鐘の音」などと呼ばれることもある。嬰ハ短調で、前曲に同じく三部形式で構成されている。再現部においてテクスチュアが肥大化し、印象的なクライマックスを形成する。最後の数小節における和音の移行は、ピアノ協奏曲第2番の冒頭を連想させる。原題は仏語でPrélude(露語ではПрелюдия)。
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