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ダメな開業 -フランチャイズ-

この文章を読む方は少なからず「開業」を考えている人だと思います。
しかし現実は甘くありません。
フランチャイズに頼って開業した人は大抵地獄を見るのです。

「絶対やってはいけないフランチャイズ開業」
考えの浅い人がつい飛びついてしまうのがフランチャイズ開業です。
これがダメな理由を説明します。

1 コンビニ開業

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどコンビニチェーンを利用したことがない日本人はいないでしょう。
身近である分、簡単に経営できそうと錯覚します。

しかし開業すればはっきり言って地獄を見ます。
まずコンビニオーナーの90%は赤字です。
本部に土地を用意してもらう場合ロイヤリティは60%です。
これは非常に厳しいと言われています。
クリスマスケーキや節分の恵方巻などはきついノルマがあり、未達成の場合自分で買い取ります。廃棄弁当なども自爆営業といって自分で買い取ります。
オーナーといってもアルバイトを雇って自分は優雅に休めるかと思いますが実際は突然アルバイトが休んだりやめたり、募集しても来なかったりして自分が店頭で仕事をしなければいけないことが普通です。1日20時間店頭に立つことも珍しくないのです。
休日もほとんどないのです。

また家族にも店頭で仕事をしてもらう必要があり、本人の健康も家庭生活も崩壊します。

さらに「ドミナント戦略」と言って半径500m以内に同じコンビニチェーンを2店目3店目と出店するやり方をしており、ようやく順調に売り上げが伸びたと思ったらこれをやられて売り上げが半分になったなどの話があります。

また話が違うと思って廃業しようとすると高額な違約金が発生します。まさに干からびて死ぬまで吸血されるようなシステムなのです。

2 コインランドリー開業

営業マンは無人のコインランドリーなら常駐せずに不労所得が毎月何十万、利回り15%などと非常においしい話を持ってきます。

フランチャイズ本部の営業トークを真に受けて飛びつく人はそれなりにいるそうです。

しかし現実は甘くありません。
初期投資が尋常でないほどかかるのです。
洗濯機乾燥機など高額な機材を買う必要があるため2000万から4000万円ほどかかるといわれています。
さらに機材のメンテナンス費用、水道ガス電気など光熱費が相当かかります。
開業1年2年で黒字にするのは難しいのです。
客も予想通り来ることはほとんどなくほとんどの場合、見込みの半分以下です。
さらにフランチャイズ方式ならロイヤリティと本部への借金も返さなければならず大変な負担です。

客層もよいとは限らず、介護やペットの汚物を洗濯する、両替機を壊して金を抜き取るなどの被害があります。
ホームレスが居眠りをするという被害もあります。
毎月40万円以上の赤字を出して1年で500万円の赤字になったオーナーもいます。
絶対にやめたほうがいいです。

その他
現在、リサイクルショップ、福祉介護グループホーム、学習塾、整体などさまざまなフランチャイズがあります。
すべてのフランチャイズが悪いとは言いませんが本部さえ儲かればオーナーを犠牲にしてもいいと思っているところが大半です。
フランチャイズ本部の社員は必ずいいことしか言いません。
都合の悪いところは隠しています。
契約を結ぶ前に、必ず業界に詳しい第三者に相談し、熟慮してください。

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