【あだ名】ピッピピッピおじさん

どうやらこう言われている可能性が出てきた。
保育園である。
【ピッピピッピおじさん】
保育園に子どもちゃんを連れて行く。
保育園の部屋に入る。
中腰になり、水筒を棚にしまう。
いつの頃からかは憶えていない。
中腰になり、水筒を棚にしまう背中に。
とある子どもちゃんが私の背中を指で叩きながらこう言った。
『ピッピピッピ』
芸人のサガか。
元来、子どもちゃんが好きである。
もちろん自分の子どもちゃんは可愛いが、シンプルに子どもちゃんは可愛い。
振り返り、とある子どもちゃんにこう言った。
『誰だー‼️』
爆笑する子どもちゃん。
それを見ていた他の子どもちゃんも、保育園に行くと『ピッピピッピ』する人数が増えてきた。
『誰だー‼️誰だー‼️誰だー‼️』
かなりの人数になってきた。
クラスの３分の1くらいの子どもちゃんが集まるようになった。
宇治原さんではこうはいかない。
たぶんこうするはずだ。
『ピッピピッピ』された指を掴む。
そしてこう言うだろう。
『君はどこの家の子どもや？
君は悪くはない。
保護者どこ？
保護者の名前は？
先生！
先生！
この子どもが、あろうことか宇治原史規の背中にピッピピッピしました。
そう。この背中です。
京大を背負っている、この背中にですよ!
YouTubeで喋ります。』
こう叫んでいたに違いない。
さて。
とある日のこと。
いつものように子どもちゃんを保育園に連れて行く。
クラスに入る。
水筒を中腰になり、棚に置く。
子どもちゃんは集まらない。
なぜならば・・・