【若い頃の】コミュニケーションはいらない

本書の依頼である。
【20.30代のコミュニケーションについてアドバイスをしてほしい】との依頼である。
どうやら20.30代のビジネスパーソンはコミュニケーションについて悩むらしい。
ではなぜコミュニケーションで悩むのかを考えていきたい。
このようなセリフをよく言われたと思うし、これからも言われるだろう。
それは何か?
【会社と学校とは違うから】
会社の上司や社会人としての先輩がよく言うセリフである。
今までは学校で過ごしてきた。
特に新入社員が社会人として社会に出るのは未知の世界である。
結論から書く。
聞き流してオッケーだ。
基本的に上司や年配者がマウントをとってきていると思ってくれていい。
私の結論は基本的に【会社も学校も同じ】である。
では【なぜ同じなのか?】を説明したい。
学校は何をするところだったか?
昔を思い出してほしい。
勉強をするところである。
当たり前だ。
勉強をする時間が基本軸の時間である。
学校の時間割で証明している。
学校にいるほとんどの時間は勉強をしている。
それ以外の時間。
休み時間に友達と交流する。
放課後にクラブ活動をする。
つまり【勉強以外の時間で友達や先輩・後輩との関わりがある】
つまりコミュニケーションが生まれる時間が存在する。
実は学校においてコミュニケーションを取るための時間は少ない。
クラブ活動を一生懸命していた方々にとってはコミュニケーションは結構あったのかもしれない。
ただ学校でやらなければならない時間軸では、これくらいのコミュニケーションの時間で良かったのだ。
では会社はどうか。
仕事をするところである。
基本軸で仕事をする。
休み時間や勤務時間終わりで同僚や先輩・後輩との関わりがある
コミュニケーションが生まれる時間が存在する。
ただ業務ではない。
極論でもなんでもなく【学校は勉強をするところ・会社は仕事をするところ】に決まっている。
では学生の頃を思い返してほしい。
誰かとコミュニケーションをとりながら勉強をしていただろうか。
図書館などでグループで勉強した経験もあることだろう。
ただ基本的には個人で勉強をやってはいなかっただろうか。
自分の成績を上げるためにがむしゃらに勉強をしていたのではないか。
仕事も同じである。
まずは個人でがむしゃらに仕事をすればいい。
コミュニケーションが生まれる・必要になってくるのは、それからである。
コミュニケーションは必要か?
必要に決まっている。
なぜなら会社は組織で働くところである。
コミュニケーションが必要なのは【当たり前】の話なのだ。
おじさんなので野球で例えたい。
野球はチームプレーである。
選手間のコミュニケーションも必要なのは【当たり前】の話である。
ただそんな【当たり前のことよりも当たり前のこと】
・打たないとどうしようもない。
・一塁まで走れないとどうしようもない。
・ボールをキャッチできないとどうしようない。
つまりそういうことである。
20代は野球が上手くなることに全力を注げば良いだけ。
つまり仕事に邁進すれば良いだけの話である。
チームプレーの必要性は自ずと理解できる。
理解できないのに形だけ理解しようとするから失敗する。 
『まぁ。みなさん、コミュニケーション必要って言うしなぁ。必要なのか?』とほんとは納得はいっていないのに考えるから中途半端な仕上がりになってしまう。
【納得していないのに勉強しても身につかないこと】は学生時代に痛いほどわかった人もいるのではないか。
【勉強したコミュニケーションはいらない】
このことはまた違う章で詳しく伝えたい。
要は【本当に必要かどうかをわかってもいないのに、コミュニケーション能力を上げようするから失敗する】のである。
では【なぜコミュニケーションが必要だと言われるのか?】
若者に必要だからではない。
40代以降の管理職に求められるからである。
40代以降の会社員は出世の大小は置いておくと集団を束ねる側になる。
ではこれを読んでくれている若者もおじさんになり集団を束ねる側になって考えて欲しい。
【集団からはみ出さずに所属した集団とコミュニケーションをちゃんと取れる若い部下】
最高である。
こんな部下が求められるのは、なんとなく想像がつくだろう。 
ぜひぜひ、このような部下がほしい。
ではこう考えてみるとどうだろうか。
【集団からはみ出さずに所属した集団とコミュニケーションをちゃんと取れる若い部下】
この部下がおじさんになり上司になった場合。
出世しているだろうか。
僕だけの感覚かもしれない。
あんまり出世しない感じはしないだろうか。
そこそこ感満載ではないか。
感覚だけの話を書いてはいけない。
経験談ではある。
実は上司になりコミュニケーションを求める40代以降の方々も20代は破天荒だったり、一匹狼だったりする。
コミュニケーションの必要性を感じて、チームワークとかを言い出す。
まず20代はがむしゃらに働いていたはずである。
slam dunkを読んだことはあるか。
これを読んでいる全員がslam dunkを読んでいるとして話を進める。 
昭和のおじさんはこんなところがあるが、許してほしい。
山王戦である。
流川は初めからパスを出してはいない。
【勝てないとわかったからパスを出している】
つまり流川が自分1人のスキルで勝てるならば?
バスは出してはいないのが流川である。
我々の世界。
つまり芸人の世界を紹介したい。
今、40代以降の芸人がメディアでたくさんの仕事をしている。
もちろん面白い。
そして優しそうに見えるのではないか。
後輩にもちゃんと話を振っている。
キレイな誰でも取れるようなパスを出す。
事実を知っているから伝える。
【20代は全員が尖っていた】
あんな見た目ではない。
目がギンギン。
顎も尖りまくり。
パスなんか出さない。
トークのパスはゼロ。
パスを出すとしても相方のみ。
自分でゴールを決めようとする。
入らなくてもいい。 
他の人にゴールを決められてしまうくらいならば、入らないとわかっていても自分でゴールをしようとする始末。
入るわけもない。
フォームもぐちゃぐちゃ。
基本がなっていない人たちの集まり。
それが我々の時代の20代である。
本当にそうなんです。
では【コミュニケーションを取ろうする芸人はいなかったのか?】
いました。
むちゃくちゃいました。
全員いなくなりました。
これも本当なんです。
【お笑い好きやねん。みんなと仲良くできて嬉しいわ】
このようなタイプの芸人は全員がいなくなりました。
1人として残っておりません。
そのような世界である。
我々の世界は厳しいようにみえるが、そんなことはない。
会社員も十分に厳しい。
肝に銘じてほしい。

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