クローザーと末代運・一代運もろもろ(占術ネタです)

 アメブロに2020年5月8日に投稿した記事と同じ内容です。

 クローザーと末代運・一代運もろもろ

 クローザーという野球用語があります。

 試合の最終局面に味方がリードあるいは相手ときわめて伯仲している場面で、最後に投げる投手のことを言うそうです。抑えの投手です。
はっきりいって大変な局面で、そこでチームの勝敗が決まるのですから、実力がある人でないとつとまらない重要な役割とも言えます。火消しの意味でファイアマン、守護神とも言われます。

 なぜ、野球に詳しくない私がこの言葉をとりあげたかと言うと、この言葉の意味から、末代運や一代運、白虎自旺格といった占術用語を思いついたからです。何らかの流れがあって、その最後になるというのは、その流れをまとめられる人でなくてはつとまりません。つまり、ツケを次に繰り越しができないわけですので。

(1)「末代運」や「一代運」(四柱推命)・「白虎自旺格」(算命学)

 東洋系の占術を勉強していると「末代運」や「一代運」(四柱推命)・自分の1代で家の運を使うくらいに強い「白虎自旺格」(算命学)という言葉に出会います。
 気をつけなくてはいけないのは、特に「末代運」という言葉から、子どもに恵まれないと思う人がいることです。しかし、そうではなくて、よくも悪くも自分のところでそこまできた流れをリセットするということです。
 例えば会社をやっていたとしたら、子どもに継がせる時に、何があっても自分と一から十まで同じにしないと×というわけではないという事です。むしろ、末代運として自分のところまで引き継いできた中に悪い点があれば、きっちり整理しておき、子どもにはまるで自分のコピーやクローンのように1から10まで同じ事をさせようとしない方がよいと思います。代々の理念はかえなくても、親の代から少し異なる要素を入れた方がよいと解釈できると思います。

(例)パン屋さん→子どもの代になったら、特定の日に2000円以上購入してくれた人にはおまけを1つつけるなど

 あとは親が末代運であれば、早々に裏方に回れるなら回り、祖父母→孫のラインにもっていくという方法もありますしね。

 伝統芸能などは難しいですが、親がやってきた演目+親がやっていないけれどそれよりも前の人がやってきた演目もやってみるなど、親のところから1㎝でもずらせるならばずらす、プライベートの部分まで継承しないとか方法はあります。

(2)生まれやすい性別

 ここからは神仏の領域なので確かなことは言えませんが、どうやら以下のような傾向があるようです。


 他の配列にもよりますが、末代運や一代運が強く出ると、末代運の場合はいわゆる大トリ的な意味があり、みなを見送ってからという事から旅立つということで長生きするパターンが多く、子どもは自分の後を継ぎにくい女の子が出やすいと言います。

 また、女性が末代運であっても、相手の男性が初代運・二代目運・三代目運のように次代につなげるような運があり、女性よりも子孫運が強かった場合は男子が出やすくなるとも言います。イギリスの某王族はこの例です。男性が二代目運で女性が末代運ですから、通常でいくと女の子が出やすいですが、第一子と第三子は男の子です。しかし、第一子の男の子が末代運ですので、将来的な事を考えると性別優先ではなく第一子相続にしておいて正解だったと思います。

(3)知人の例

 私の知人女性の例ですが、


(母方祖父)一代運×(母方祖母)末代運ですが生日中殺なので実質一代運、白虎持旺格(天元禄)

※細かい干支は書きませんが、命式上に男の子が育ちにくい要素があります
→第一子長男(死産)
→(母)第二子長女 初代運なので本来は他家へ出た方がよいのですが後を継ぎます×(父)末代運


 この間に生まれたのが知人女性です。

 末代運ですが生日中殺なので実質一代運(生時も中殺で母親の天中子でもある)なので、この段階で後継者になりにくい要素が多いですね。

 そして、これを見ていて思ったのですが、そもそも最初の祖父母の段階で実質一代運同士で、男の子が育ちにくい状況で、出てきた女の子が初代運、これだけでもう女の子と親との間では一回区切りがあると見てよいですよね。

 しかし、ここの区切りを放置して、後を継がせた影響か、またそこでリセットを起こすような男性(末代運で女性よりも運勢上は強い)がやってくるわけです。そして生まれた女の子が、末代運で生日中殺=実質一代運、同性の母親の天中子(一般的に縁が薄いのが当たり前で、同性間では影響がでる)というトリプルコンボときていますから、リセットを先送り先送りした結果、ここまで来てしまったとしか言えない結果です。

 それではこの女の子がどうかというと、配偶者・子どもがおらず、交際相手が二代目運の男性(次男・長男が誕生死)であるという微妙な状況ですね。仮にここで女性が男性と結婚(この場合は法律婚)して、離婚しなかった場合は、ある意味では先天運とおりの結果となります。生まれた家の大トリになるわけですから。まさにクローザーです。

 しかし、複数の子どもがでてきた場合で、1人が女性の両親の養子になる(息子や娘だけど弟や妹でもある)となると流れがかわってきます。もう昔ではないので強制はできませんが、その場合は機械的に考えたら次男か長女の方が母方との縁を考えた場合は養子としてはよいと思います。
 元のソースは忘れましたが、男性の偶数出生順と女性の奇数出生順=母方の方が縁が強い傾向にあると言われ、実占でもその傾向が出ています。流れとしては末代運(実質一代運である)の女性からの継承とならず、女性の母である初代運からの流れになるからです。


 まあ、この子どもが末代運や一代運であった場合は、先天運上は打つ手がないので、家を残す残さないは神仏の意思ととらえるしかないと思います。少し気になるのは、初代運からは二代目運や三代目運が出て、その次くらいに末代運が出る事が多いとされているものの、初代運からいきなり強力な末代運が出てしまうように、この家系が、再三リセットを求められていることですが・・・。

 家系やそれを取り巻く先天運とは不思議なもので、考えが尽きません。子どもや後継者がいるいないにかかわらず、ある意味、自分のところでリセット運がきている人は、「自分で終わり」であると悲観せずに、責任が重い反面で何らかの力があり、役目を任されたと思った方がよいのではないかと思いました。紅白歌合戦を見るとわかりますが、トリや大トリは大物や人気者しかなりませんよね。

 全て占術では決まりませんが、見えない流れのようなものはあるような気がします。

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