さそり座の女=火星がさそり座の女性か(実例・補足)

2020年5月26日にアメブロに投稿した記事です。

 さそり座の女=火星がさそり座の女性か(実例)

(注意)あくまで個人的な感想に基づくものであり、火星がさそり座の女性のすべてにあてはまる事例はありません。先天運はたしかにありますが、それだけで人間の性格は決まりませんので。

1 さそり座の女~太陽星座がさそり座

 美川憲一さんの代表曲に「さそり座の女」という曲があります。ほとんどの人が知っているのではないかと思われるくらいに有名な曲です。
普通、星座というと太陽星座をさしますが、必ずしも太陽星座の性質が色濃くでない人がいます。
 私の数十年の付き合いになる友人に太陽星座がさそり座の女性がいますが、さそり座に言われるような「物事への執着・何かを突き詰めること」という性格はあまり見られません。こと人間関係はさっぱりしています。良い意味で細かいことは気にしない女性です。
 そのようなおり、下記のサイトで、「さそり座の女=火星がさそり座の女性ではないか」という説がありました。

ミニマリストになりたい:火星蠍座は怖いよ
https://seturisennninn.ti-da.net/e10763948.html

 これは私の知人女性から思ったことですが、一理あるのではないかと思います。太陽がその人の人生のメインですが、それぞれの星座の支配天体も重要であると思います。
 火星そのものは戦う力&エネルギーポイントであり、牡羊座とともにさそり座の支配天体ですからね。女性の場合は好きな男性(夫というよりも恋人)のタイプ、人間への接し方などにも表れます。

 以下、長いですが、実例を交えて書いていきたいと思います。

2 火星さそり座でノーアスペクトの女性(全体的にさそり座・冥王星が強いタイプ)の実例~本当は強く支配的な面がある

(女性のスペック)

・火星、土星、冥王星=さそり座

・さそり座の定位置である8ハウスが2ハウスよりも強い

・リリス=魚座

・火星がノーアスペクト

・火星のサビアンは27度の「行進している軍楽隊」(人に影響を与える)

・火星、土星、冥王星を含む6つが逆行天体

・日柱=丁亥(暗合異常干支、60個の干支では霊能力が最強)、元命は傷官です。

(男性のスペック)

・火星=うお座=リリス

・火星のサビアンはうお座5度(自己プロデュース)

・土星=さそり座

・さそり座定位置8ハウスに星がなく、2ハウスがステリウム。

・逆行天体が水星のみ

・日柱=辛亥(異常干支)、元命は偏印ですが日柱が傷官となります。

※諸説ありますが、男性の場合は日柱の星が配偶者・パートナーで、女性は元命の上にある星が配偶者の日柱を表すという説もあります。ちなみに彼女は元命の上が傷官になります。つまり、神殺が華蓋です。精神世界要素が強いです。
 上記の友人とは別の知人女性で現在、年齢域が火星の人がいます。彼女の火星・土星・冥王星はさそり座であり、ホロスコープを全般的に見るとさそり座と冥王星が強調されているのです。
 ネイタルで主要な天体は冥王星との厳しいアスペクトを複数持っており、火星はノーアスペクトときています・・・。ノーアスペクトに関しては、その天体が使いこなせないから、ウィークポイントになると言われますが、実際はいきすぎか全くでないかの両極端に出ると思います。そして、ノーアスペクトということで他の天体の抑えがないわけですから、火星の場合はその戦闘方法に統一性がなく、あらゆる武器を使うともとれます。しかも彼女はこの火星も逆行ですので、あまりストレートに出ずにこじらせ気味にでている可能性もあります。ちなみにサビアンは27度の「行進している軍楽隊」(人に影響を与える)です。彼女を見ていると、身近な男性にふりまわされつつも、けして芯がないのではなく、本質は強い人(支配的な面がある)であり、あまり怒らせない方がよいと思われる人です。普段は怒らない人ですが、何となく恐ろしさを感じるのですね。

3 霊能力と時たま見える執着

 しかも東洋系で日柱が丁亥(暗合異常干支で、60個の干支の中では最強の霊能力をもつとされる)だからなのか、霊感や第六感的なものが強く、特定の人や物に関しては恐ろしいくらいに色々なものを当てます。彼女には好きな男性がいるのですが、男性が話していないような事を「どっかで見ていただろう」というくらいに当てるのです。
 しかし、男性も結構霊感がある方であり、私は2人がテレパシーか何かで会話をしていると言いたくなるような場面に遭遇したことがあります。男性が本当に2、3つ単語を言っただけで、女性の方には全て通じているんですよね。その単語も遠回りな内容なんですよ。ちなみにこの男性は土星がさそり座、火星がうお座になります。上記を参照してください。

 そして、女性を観察していると、潔さや人への寛容さももっているわりに、本当に好きな人や物に対しては執着しているようです。本人はもっとさっぱりしたいと言っていますが、こと人に関しては、相手をコントロールしようとする動きはないものの、「好きになったら命がけ」であり、かつて好きだった人ができちゃった婚をした時は、職場の最寄り駅のホームから飛び降りようとして、駅員さんに止められたことがありました。

4 執念岩をも通す~強烈に人を愛す

 ちなみに、ここからが怖いのですが、その好きだった人の子どもは出産時にトラブルがあったことで、長期入院を余儀なくされたり、好きだった人自身も相手の女性から逆DVを受けた後、女性が不倫相手と出奔してしまい、ほどなく離婚という憂き目にあっています。

 ここからは私の推測にしかすぎないのですが、彼女が念が強い人であるから本人の自覚がないままに念を送っていたのではないかと思うのです。

 機会があって彼女のことを西洋・東洋両方の占術の先生に相談したところ、複数人の先生方に「念が強く、相手と関係がこじれた場合は一切連絡をとらないくらいに徹底的な対応をとる。相手が滅びるのを待つようなタイプである」と言われました。

 これはそのとおりでして、好きな男性が博愛主義タイプである事を不安に思ったのか、「あなたが私以外の人と一緒になったら、あなたと共通のものは全て縁を切る」と言ってふるえあがらせたらしいのです。男性いわく、女性はもっと人間関係にドライでさっぱりしている人だと思ったとのことで、驚いていました。確かに性格はドライですよ。しかし、好きな人・気に入ったものへは違うのです。あなたに執着を見せたということは、あなたのことが本当に好きだということですよ。

 おひらき:思いこんだら命がけ・地獄の果てまでついていく

 知人女性を見ていて思うことはこの一言です。火星のさそり座は仕事や趣味に使えばこの上ない威力を発揮しますが、知人女性の場合は何か気になることを調べる時は徹底的、気に入ったことも追及、好きな人へは命がけなのです。

 最近聞いたことで私が驚いた事は、彼女が「彼は持病持ちであることから、もしものことがあったら、自分は白い喪服を着て葬式に出る」・「彼が地獄に行く時は私も地獄についていく」と、言ったことです。喪服は今は黒ですが、かつては白であり、白を着るのは別の人と再婚しませんという意味であるそうです。最近では中村勘三郎さんの奥様である、好江さんがお召しになっていらっしゃいましたよね。 

 好江さんは勘三郎さんと婚姻関係にあったからだとしても、知人女性は男性と婚姻関係にないわけであり、そういった関係でこの発言が出るのは、強烈極まりないことですよ。しかし、考えようによっては、これほど熱烈に愛される彼は幸せ者であるとも言えますし、彼女に手ひどいことをした場合はそれなりの報いを受ける覚悟でいなくてはいけません。

 やはり歌のとおりに「思いこんだら命がけ」・「地獄の果てまでついていく」なんですよ。

 まあ彼女の日柱が丁亥で彼が辛亥なので、火が金を燃やし尽くすことなく、適度な距離間で息苦しくない愛をはぐくめればよいと思っています。

 そういうことから、火星さそり座の方はそのさそり力を、できれば特定の人にだけ使うのではなく、仕事・趣味や複数のことに使うようになれば、何事にも一生懸命な人になるのではないでしょうか。

 ちなみに「さそり座の女」を歌っている美川さんの太陽星座は、牡牛座でさそり座の180度向かいになります。ヘリオセントリック占星術の考えでは地球星座ではさそり座ですね。

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