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朝起きたらまっすぐ歩けない!(救急車を呼ぶ)・・BPPVって?

血圧が一時200近くに・・

2022年2月23日

当日は祝日で8時過ぎに起きたら、めまいでトイレに行こうとしてもまっすぐ歩けず、壁づたいでトイレに行き、その後、何とか洗面まで行き、イスに座りました。周りが回る感じ。泥酔した時の頭が回る感じに近く、暫くじっと待つものの歩くのも怖いのです。どうしよう? 不安が頭をよぎりました。

脳梗塞なら動くのは良くないと考え、思い切って女房に言い、悩んだのですが、すぐに救急車を呼んでもらうことにしました。(救急車を呼んだのは生まれて初めてです。)8:30救急車がマンション前の道に止まる音が聞こえ、担架とともに救急隊員3名が家に来ました。リーダーらしき隊員が問診し、私は指の先を言われた通り動かし、また、目玉の動きをチェックされました。回転性のめまいがあり、体温、血圧を測定すると、36.1度、血圧上が180??にビックリです(いつもは上120程度)。救急車内でも問診され、そう言えば、昨日朝も起きる時に、フラフラして違和感があったが、その日は収まったこと、昨日の就寝時(2月22日23時半頃)、布団に入った瞬間、頭がぐるぐる回る感じがして、違和感があったことを言いました。昨晩は、もしかしたら何か(脳梗塞とか)あるかもと一瞬心配になりましたが、暫くして寝入ることができました。その後、家の中の廊下のコーナーで担架が入らず、三人がかりで頭を動かさないように慎重に家から出してもらった上で、マンションの通路で担架に乗せてもらい外の救急車まで運んでもらいました。

救急車では、隊員が電話で調整し、市内のO脳神経外科に運んでくれました。病院では救急入口から中に入り、MRIの手配をされ、担架にのったまま30分ほど待ち、看護師さんから質問を受けました。この時には血圧が200?になっていました。その間、救急隊員のひとりが残り、入院か転送か待っていました。その後、MRIを撮り(約15分)、すぐにドクターと面談しました。「脳ではない。良性。耳だろう。病室はコロナで満床なので、薬を出すから、家に帰って様子をみてほしい」!?。その後、担架から起き上がれるか聞かれ、「何とか」と言い、起き上がれはしたものの、ふらふら状態です。歩く自信もなく、多分まっすぐ歩けない上、歩くのが怖いのです。

膝に手を置き、体を支えながら、頭を心臓より下げ、ゆっくりゆっくり、一歩一歩、歩いてみたところ、何とか歩けないこともない状態です。もちろんふらふらです。

その後、女房が家にいる娘に電話をかけ、迎えに来てもらいました。たまたま祝日でこれはラッキーでした。めまいの薬3日分をもらい、休診日なので治療費仮払い2万円!!!を支払い、家に帰りました。やれやれ。(翌日、結局11,300円だった由)帰宅は11:30。それにしても、救急隊員の方は冷静で、問診も適格でただただ感謝です。家族にも感謝です。

MRIを撮っている時に、今まで、アキレス腱断裂とか、ロードバイクで落車とかいろいろなことがあったものの「人間ってそう簡単には死なないようにできているもんなんだ」と思っていましたが、今回、脳梗塞だったらと思うと、さすがに「これまでか」の感情が湧いてきましたね。

2022年2月24日(翌日)

依然ふらつきがあるものの熱はないようです。ネットでいろいろ調べてみると、耳からくるものでは、良性発作性頭位めまい症( BPPV )、メニエール病、前庭神経炎などあるようですが、難聴がないこと、風邪からきたものでないことを考えると、 良性発作性頭位めまい症( BPPV ) のようです。ブログを書いている人の例だと2週間くらいで収まるようでした。

https://bujikaerublog.com/how-to-handle-bppv/ (有難い情報です。このほかにもたくさんありました。感謝。)

BPPVというのは、簡単に言うと、耳の三半規管(XYZ軸3つのループ状の管)があって、どれかの管の中のリンパ液に小さな炭酸カルシウム粒が本来のセンサー位置から出てしまい、誤った情報を脳に伝え、回転性のめまいを起こす病気のようです。この小さな粒を本来の位置にもどす(原始的ですが頭を順番に傾けたりするエプリー法)か、自然にリンパ液に溶けるかすれば治るようです。なお、サッカーの澤穂希選手が遠征中になり、一ヶ月で復帰しています。病名はこの時に有名になった由です。

2022年2月25日

少し、ふらふらが収まりかけてきたので、マンション1階へ朝のゴミ出しと新聞取り(約400歩)は行けました。17時頃になり、歩いてみようと散歩に行くも、500メートルほどでふらつきと気分が悪くなり、帰れるか不安でゆっくり最短距離で何とか帰れました。

2022年2月26日

朝起きると、頭が回る感じがおさまらず、トイレに行こうとし、歩けはするもののフラフラがきつく、8時35分に、市内のH耳鼻咽喉科に電話しました。すると、時間がかかるので整理券を代理で取りにくるよう指示され、女房に頼みました。
娘に車で連れて行ってもらい、予約前の9時45分にH耳鼻咽喉科に着きました。血圧、上160で、ふらつきは23日の救急車搬送時よりきついようでした。目が泳ぐ感じです。左右の聴力検査、めまい頭位検査をし、診断の結果は、頭の位置(頭位)を動かすと眼振(赤外線カメラで目が泳ぐのでしょう)が「少しでている」とのことでした。私から、「これは、良性発作性頭位めまい症ですか?」と聞くと、先生は、「多分、そうBPPV。でも血圧の高いのがめまいから来るのか、血圧が高いからめまいになるのか?後者なら循環器系となります。卵が先か、鶏が先かという話です。」という返事でした。でも糖尿病とか高脂血症とかは今ままで無縁でしたので、えっ?と言う感じでした。これからは、血圧を朝夕測ることと、O脳神経外科と同じ薬と、めまい止めの薬、頓服としてひどい時の3種類をだす由でした。

その日は、頭を動かすごとにふらつきを感じ、家事、例えばフロ洗いをしましたが、揺れる船の上でやっているようでした。

2022年2月27日、28日

無理をして外で歩くと、家まで戻れないか不安があり、安静にしていました。もっぱら、ウクライナ情勢をテレビやネットで見ていましたね。

2022年3月1日

朝のゴミ出しと新聞は何とか行けました。その後、掃除をしたあとの10時半頃の血圧で、下が100を超え、頭を少しでも動かすたびにめまいが起こります。卵が先か鶏が先か論に、今までは、BPPVによるめまいが血圧を押し上げると確信していたが、ここにきて自信が揺らぎました。過去の人間ドックの記録が見つかり、見ると血圧はいずれも120/75程度でした。リタイヤ後の6年で高血圧になっていたのか? それはないとは思うものの、だんだん不安になります。

2022年3月2日

朝のゴミ出し、新聞取りは往復、階段で行けましたが、ふらつきあり、手すりに手をかけれるように歩きました。この日から血圧が正常値に戻ってきました。130~125/80台。脳が学習してノイズカットしたのでしょうね。でも、12時前に掃除をしたときは、まるで船上にいるようでした。少し無理をして、15時から散歩にいきました。ゆっくりですが、3000歩程度歩けました。でも家にまた戻れるか不安でしたね。

2022年3月3日

朝のゴミ出し、新聞取りは往復、階段で行けました。ふらつきは、小舟から中船に乗っているように少し減りました。

2022年3月4日

今日は、朝からゆっくり歩いて、H耳鼻咽喉科に再診に行きました。血圧は正常に戻りましたので、私自身は、BPPVしかないと確信していましたが、案の定、先生が眼振を調べると、出ていないとのことで、BPPVだといいました。色々聞いてみますと、先生(ちなみに女性)自身、経験があるとのことで、(若い頃?)試験の前日にBPPVになり、めまいの薬を飲んで受験した由です。えっ?そんなんでよく行けたものと思いました。私なら無理ですね。同じ体験があるというのは本当に心強いです。言葉が通じます。助かりました。そこで、他の人のBPPVのブログでは、4日目でしっかり歩いている人もおり、私は治りが遅いようだと聞きますと、「個人差はしょうがない。でもあと一週間もすれば大丈夫」とのことでした。また、薬は気休めなので、赤の薬だけにしますか?と聞かれましたので、そのとおりにしました。

その後、今日は、3月6日ですが、まだ少しめまいが残っているものの、4000歩程度であれば、歩くのは問題ないですね。


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