ジャケットからロングジレに魔改造
今日は元々の予定が相手方の胃腸炎で延期になったので、気になっていたあれこれをメルカリに出品し、午後からはどうせ手放すぐらいならいっちょやってやれ~とジャケットの魔改造に手を出しました。
そもそもこのジャケットは実母のものです。一時こればかり着てたな~というイメージがある、おそらく広島そごうのレリアンで購入したもの。
彼女が二十年ぐらい着ていなかったので、仕事着になるかな~と貰い受け、お直しで肩パッドを外して肩幅を狭くしたのですが、これがうまくいかなくてですね……。肩のラインが肩パッドが入っていたときとあまり変わっておらず、なで肩の私には浮きまくって妙なことに。でもドイツ製の生地が勿体ない。
とまあ、塩漬けにしてたので、えいやっと自分で修理しました。
自分でリメイクする利点は、仮縫いを何度やっても無料なこと!
工程
1 ジャケットの袖を外してそのまま端を処理 > 肩の線が明らかに変
2 肩を縫い込んで肩線をなで肩仕様に > 肩先だけはねる
3 肩線の角度を途中から急にして肩先をフィットさせる
と、三回縫い直しました……。その間何度もフィッティング。疲れた……。たかが肩の線10センチ×両肩でこれだけ大変なのだから、フルオーダーが高いわけだわ……。あとお直し屋さんも。
しかし経験上、ここで止めると次に手をつけるのが一年後とかざらなので、夕食後またがんばりました。
4 表地の端を折り返して癖付け、左右の模様を合わせてしつけ
5 裏地を適当に緩みを持たせながら寄せて縫い合わせる
総工程五時間ぐらい。
幸い、表地のチェック模様を拾えば簡単に左右対称に縫えたので、柄合わせという意味では楽でした。
難しかったのは、鋏を入れずに形をつけたところ……。ジャケットに戻せるように、外した袖も置いてあります。裏地がどうしても攣れるので、何カ所か追加で縫い代に鋏を入れましたが、見えないところだし。
素人が適当に直したので、裏地なんかは他人様にお目にかけられないほど適当ですが、表地がきっちり芯が貼ってあるしっかりした形のものなので、普通に外に着て歩ける仕上がりになりました。めでたい。これでUNIQLOのロングジレを買わなくても良いとほくほくしております。
ちなみに試着を繰り返していて気付いたのですが、ロングジレ、背中のシルエットが袖なしちゃんちゃんこに酷似して見えるので要注意でした……。スリットがあれば違ったのでしょうが。それかバックベルト(マルタンガル)があるか。ちゃんちゃんこ問題、この丈と、あとは素材が厚手なこと、そして通常のジレのように背中で素材が切り替えになっていないことが原因だと思います。背中、気をつけないと。慌てて後ろ袖ぐりを少し大きくして、ちゃんちゃんこ感を減らしましたよ……。
とりあえず味を占めたので、セカスト500円コーナーにバックベルトがあるショートジャケットがあったらまた魔改造してみたいと思います(懲りてない)。
大好きなお茶を買う資金にさせていただきます