鏑木清方展行きました
週末に大学の同期と鏑木清方展に行ってきました。ヘッダは京都国立近代美術館の4階から見える鳥居と京セラ美術館、そして左奥は南禅寺界隈です。
ちなみに三人で鏑木清方展に行く予定だったのに、のんびりさんが1名ほど日にちを間違えて待ち合わせに現れず、結局昼過ぎのランチだけ合流しました。おっとりした人なので、大学生の時からそういう感じ……あるある、慣れてる。
そんな訳で二人だけで展示に行くことに。鏑木清方、日本画展などで数点ずつはよく目にするのですが、109件と大規模な展示は初めてです。一番有名な『築地明石町』は勿論のこと、連作だったり三幅対で作られたりしたものがフルで揃っていて、圧倒的見応えでした!
作品が山盛りの時には自分だったらどれが欲しいかな~と思いながら見るのですが、大きな人物画は家に置いておくのは怖いから「明治風俗十二ヶ月」の十二幅対のがカラフルで手頃かな。でも置く場所とか考えなくて良いなら「京鹿子娘道成寺」が欲しい! 道成寺の可憐な舞姿が堪能できるのもさることながら、軸装に、絵の内容に合わせた刺繍が入ってるんですよ~!! しだれ桜に鱗文(蛇や龍の隠喩)とか!! これは絵葉書や図録ではわからないので、ほんと展示を見に行く価値があります。軸装、額装、見応えありますよね。
そして欲しいとか欲しくないとか関係なく痺れたのは「道成寺(山づくし) 鷺娘」の屏風! 右双に娘道成寺の定番、羯鼓を胸に持ち中空を見上げる娘の姿、左双には白が浮き立つ鷺娘の立ち姿。うつくしいを通り越して神々しく、人ならざるものの気配まで感じられました。鷺娘は鳥の化身、そして道成寺の娘は蛇の変化(へんげ)ですもんね……。すさまじい力でした。
ランチの待ち合わせまでに時間が合ったので、コレクション展も見てきました。こちらは写真OKだったので、染織工芸をいくつかパチリ。あ~、福田平八郎の「花菖蒲」も撮ってくれば良かった。
待ち合わせ場所に移動する途中に、以前寄らせて貰ったリグナムさんでパンを買い、大遅刻した1名を拾って友人オススメ三条のリプトンでランチ&お茶。流石リプトン、紅茶が香り高くて素晴らしかった!! そしてフレッシュじゃなくてミルクを用意してくれた! だいたいランチのあとの紅茶って色つきのお湯が多くてがっかりなのですが、その点リプトンはちゃんと抽出した紅茶の味と香りがして嬉しかったです。紅茶買って帰れば良かったかな。でも遅刻者がその後一人で鏑木清方展とポンペイ展はしごするって言ってて、地下鉄まで送っていったのでそんな暇は無かった……。
そうそう、フォローさせていただいてる雨粒さんが同じ週末に同じパン屋さんで買い物されたようで、嬉しい偶然にひとりほこほこしております。
雨粒さんの文章、とても柔らかくて、心の穏やかなところにそっと手が触れる感じです。私が好きなのはこちらです。
中之島もまた行かねば!