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コーヒーハウスに投書箱
ハレ暦は2月7日から8番目の月がはじまりました。
3月6日までの28日間。
今月の月初ページに記載の「いにしえをかんがえる」は、
『1712年英国バトンのコーヒーハウスに投書箱設置』です。
コーヒーハウスはジャーナリズムの拠点になり、
翌年にはパリでもカフェが大流行して、
その数800にもなったと言われます。
52年を1として、ちょうど6周期遡る頃です。
※『情報の歴史』168、169pもご覧くださいね。
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かつて、センター試験の問題にもなったそうで、
・コーヒーは、イスラーム文化圏からヨーロッパに伝えられた。
・17世紀半ばには、イギリス最初のコーヒーハウスが作られ、
コーヒーはしだいにヨーロッパの日常の飲料として定着していった
・19世紀以降、ヨーロッパ列強は植民地でコーヒー栽培を行い、
それは帝国主義経済を支える輸出品の一つとなった。
・ドイツもアフリカに植民地を獲得すると、広大なプランテーションで
コーヒー栽培を試みた。
・やがて第一次世界大戦が始まると、戦時下で追い詰められたドイツの
市民生活から、コーヒーは生クリームや砂糖とともに姿を消した。
・キール軍港の水兵反乱では、食料庫のコーヒー豆が略奪される事件も
起こったのである。
というような内容が記されていたそうです。
312年経った現在は、
街にカフェがあふれていますが、
そこから歴史を変えるほどの時間が生まれているかというと
どうでしょう。
また、ジャーナリズムとは何か、をもう一度、
見直さなければならない時代でもありますね。
かつてコーヒーハウスから生まれた時間を見直して
見倣うことを行っていきたいですね。
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