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米騒動

ハレ暦 
8月8日の南海トラフ警戒アラート発令とともに、
突然はじまった(と私は思っている)米不足。
南海トラフ地震の影響規模の大きさを改めて認識することになりました。
自衛隊でも隊員の食事の確保、災害支援用の確保も必要でしょう。
一般家庭でも、災害用パックご飯の購入が増えたでしょうから
生産工場は、需要に応えるための動きをしたでしょう。

政府は「問屋はスムーズに流通を」と呼びかけていましたが
その問屋さんは、富山の田舎の農家さんに、直接買付けに来ていたそうです。それも、地元での販売額よりかなり高い値段で。
ほんとに無くなっていたのか、このあとの値上がりを見込んで
在庫確保に走ったのかはわかりませんが。
資源搾取と大量消費に依存する経済社会のジレンマは続きますね。

もともと、作れば作るほど赤字とも言われる小規模農業。
そんな美味しい話しに乗らない理由もありません。

が、結果、地元への流通は減って米不足ぎみ。だそうです。

そんな中で、私たちも「新米」を食しております。
日本の年中行事は、稲作文化とともにあって、秋は収穫に感謝をする儀礼が由来になっているものがほとんどです。
すっかり、作る人と食べる人の分業が進んでしまった世の中ですが、
11月23日は、全国の神社で新嘗祭が行われます。
今年は、この米騒動のおかげで、よりありがたみを感じられるでしょうか。
自然の恵みはもちろん、特に近頃の猛暑の中、生産者の懸命な取り組みにも
しっかりと心を寄せていきたいものです。

#ハレ暦 #新嘗祭 #稲作文化 #年中行事 #新米 #令和の米騒動


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