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世界一の紅葉を感じて…京都の秋は永観堂ー永観堂禅林寺(左京区)ー

秋の季節に最も訪れるべき場所はどこか…それはもうこの場所を置いて他にはないと感じています。

京都の秋は永観堂

そうしたポスターがコロナ前までは貼られていましたが、文字通り世界一だと感じられる紅葉を堪能することができます。

見所は11月中旬以降、季節になるとよく混むので、そのなかで空いているオススメ方法があるのはまた別稿に譲りますが、

人が多くても必ず入るべき寺院だと感じます。
(たまに目の前まで行って入るのをやめられる方がいますがもったいない!)

今回は永観堂内の紅葉をご覧になっていただきたいと思います。

(↓オフシーズンの永観堂についてはコチラ✴️)


◎境内3000本の紅葉

紅葉(かえで)と一言に言っても多くの種類があり、その本数は境内内に3000本あるとそれます。

永観堂は浄土宗禅林寺派の総本山であり、平安時代この地で修行をされていた永観(ようかん)上人が、目の前に現れた阿弥陀如来から「永観おそし」と告げられたとされているのです。

◎紅葉時期の永観堂ひとまわり

立派な総門前の石碑は新しいもの

その時のことが像となっており、「見返り阿弥陀如来」(重要文化財)として、横を振り向いている稀有な阿弥陀さまを拝むことができます。

特に秋には紅葉の永観堂として多くの参拝者が訪れ、11月下旬にもなるとかなり混雑しますが、スタッフも多く券売所前のオペレーションもしっかりされており、見た目より並ぶことはありません。

11月下旬の総門。人の割にはストレスなく中に入れるのが魅力

季節にはライトアップも行われ、昼と夜で異なる紅葉の美しさを楽しむことができます。

総門を抜けると世界が変わる。これでもまだまだ序の口

大きな総門を抜けると参道に入ります。

夕月夜がさらに映える参道

そのまままっすぐ行き、券売所にて拝観券を買い、中に向かうと最初に見えるのが中門。

中門前のライトアップ時。紅葉のアーチが美しい
青紅葉の時でもその風景は圧巻

中門をくぐると庭園が続いていき、昼間の拝観ではそのまま建物の中まで入るため「大玄関」へと向かいます(ライトアップでは内部は阿弥陀堂だけのため、庭園を進みます)。

昼間拝観終了間際。紅葉に夕暮れが映える
ライトアップ時の中門の後ろより
昼の入口大玄関。秋には特別寺宝展が開かれる
大玄関前。昼間には左手から入っていく
大玄関前の道もとにかく美しい

大玄関から入ると紅葉シーズンには堂内を一方通行で回っていきます。

堂内では紅葉時期には特別寺宝展が開かれ、禅林寺の国宝・重文が里帰りをしているのが見られる。

庭園を進んでも内部を進んでも、しばらくすると法然上人が祀られる大殿(御影堂)につきます。外からの風景がまた美しく息をのむ場所です。

紅葉の赤色も木によって異なる
十字路からの御影堂の風景も美しい

最後に訪れるのがご本尊見返り阿弥陀如来が安置される阿弥陀堂です。

阿弥陀堂へ向かう階段
中には見返り阿弥陀さまがいらっしゃる

阿弥陀堂までの階段は古く、かなり急なため一苦労ですが、上がったとき出会える阿弥陀さまの顔を見ると、自分の心を置きにやることができます。

◎庭園散策~人生観変わる錦秋の永観堂~

中門入ってすぐの夢庵は現在秋には閉鎖されている

御影堂から放生池を降りてくると極楽橋へ出てきます。
この橋からの一枚が多くの紹介ブックでも案内されているもので、池と橋、紅葉が織り成すコントラストはたまりません(現在ライトアップ時は安全のため撮影禁止になっていました)

極楽橋からの風景
少し引いてから撮る方が人が入りにくいです

極楽橋を越えると東山に立つ多宝塔(パゴダ)をバックに撮ります。永観堂の隠れたスポットです。

寿橋から多宝塔を見る

何より忘れてはならないのがその先寿橋という小橋から見る風景です。
季節のこの場所で見る風景は時を忘れるくらいの感覚に陥ります。

出口に至るまで見所はたくさん!
自分好みのスポットを探すこともとても楽しい時間です。
並んでも入りたい場所…それがここなのだとつくづく思うばかりです。



駐車場から通称トトロの杉を眺める
色が変わる瞬間の紅葉。イソギンチャクのようだ
目の覚めるような色とはこのことだと思います
弁財天の社

人生が変わるかもしれない感動を得られる永観堂の紅葉。
また11月が訪れるのが待ち遠しくなりますね。


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