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【ベトナム発】ダーカオ市場のHủ Tiếu Mì(フーティウミー) ‐アジアの旅ごはん‐

麺文化が広く根付いているベトナム。

日本と同じ小麦麺からフォーなどに挙げられる米麺まで、幅広く人々に親しまれています。

特に米麺においては発酵の違い、度合いなどでその呼び方が変わるなど、文化に根付いた食べられ方が垣間見えてきます。

こうしたベトナムをはじめ、アジアの多くの世界の生活市場では、ただ野菜や魚などを売っている店だけにとどまらず、朝食や昼食が食べられる店が開かれています(場所によっては飲食店のみ夜までやっているところも)。

外国人観光客が増えてきたベトナム・サイゴン(ホーチミン市)の中で、市中心にありながらも地元の方々しか来ない場所の朝食風景をご紹介したいと思います🌟

(↓麺のハーフ&ハーフ「フーティウミー」についてはコチラ)



◎市場通りにある食堂

ダーカオ市場はサイゴン1区、レバンタム公園からさほど遠くない場所に位置しています。

近年この周辺にも外国人観光客向けの安宿やレンタルアパート(いわゆる民泊)が増加し、ちらほらと歩いている観光客を見にすることがありますが、この市場で見ることはまずありません。

朝からサイゴンの人々の生活が垣間見える

ダーカオ市場は上記写真の奥にある店舗方の市場のことであり、正確にはその横筋にある路上市場の途中に店を構える麺屋です。

ベトナムの朝は早く、7時には開店し昼頃までは開いているため、朝食時や昼食時には多くの人が食べに来ています。

ブンボーやミーのスープを作っている奥さん。かなりの量だ

満席で困っていると奥からテーブルと椅子を出してくれ、バイクが横切る路上に席をつくってくれるのもお店の優しさですね。

人やバイクの往来を見ながら食べるのが東南アジア流のごはんスタイル

このお店では発酵米麺を使った「ブンボー」も出していますが、個人的にはラーメンスープを使った「ミー」が好きです。そして麺ですが、一般的にはたまご麺を使いますが、発酵米麺のひとつ「フーティウ」を半分入れてもらった「フーティウミー」がおすすめです✴️

柔らかく煮込まれた豚チャーシューとともにやや甘めの優しいスープの香りが漂います。ニラやもやし、ネギが彩る丼は見た目がとてもきれいで食欲をそそります。

ミーとフーティウを一緒にすくう楽しさ

ミーとともにフーティウを一緒に入れてもらったラーメンの「ハーフ&ハーフ」。フーティウは中華麺よりものど越しが滑らかでスープがからんでとても美味✴️

二人で忙しく切り盛りする

やや強めの喉ごしが良いフーティウとミーを交互に食べると、対立しない二種類の麺がともに彩られて一杯で二度の美味しさです。

これが一杯は35000ドン(約220円)程度で食べられるのですから幸せです🍀

中心街からやや離れたこの場所でこそ、都市にありがちな外国人の喧騒や観光客目当てでない朝風景が存在しているのですね。

フーティウとミーを同時に入れてくれることを知らない旅人は意外と多いものです。裏メニューのように店員さんに頼んでみてはいかがですか✨

ちなみにこの店で売っている「ブン」は、ブンボーという別のスープが存在するし、ハーフ&ハーフにはできません(というかスープとあわないので美味しくないそう)。

【ダーカオ市場のHủ Tiếu Mì(フーティウミー) (ベトナム・サイゴン) 】
23 Nguyễn Huy Tự, Đa Kao, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh

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