
【鹿児島】さながら廃墟(失礼!)の先には海望む名湯ー鹿児島市・桜島古里15号温泉ー
ただ身体を温めるだけでなく、地元の人に愛され受け継がれる、心の奥底まで温まる温泉が数多く存在しています。
今回は鹿児島・桜島に抱かれる南部の名湯
桜島・古里15号温泉(桜島シーサイドホテルの海が見える温泉)
をご紹介します。
◎薄暗い中を進んでいく

海沿いだからか建物はかなり老朽化さそているように見えます。
中に入るときれいですが、微妙な時間に来たせいかどなたもいらっしゃいません。
大きめの声ですみませ~んと呼ぶと従業員の方が来てくださり、入湯料500円を払い、お風呂が地下にあることを教えてもらいました。


階段を降り、暗い廊下を通って大浴場へと向かいます。

◎ロケーション抜群の絶景温泉
大浴場から外を眺めると小さくも広大な鹿児島が見える素敵な露天風呂があります。
内湯も外湯も湯がどんどん湧き出し、立派なかけ流し温泉が堪能できます。

硫黄泉なのかなと思っていると、有馬温泉を彷彿とさせるような茶色いナトリウム泉。
温泉のいい香りと芯まで温まるあたたかさが骨にまで沁みて時を忘れそうになります。

冬で露天風呂はやや寒かったですが、誰もいない中で絶景を独り占めにさせていただいて疲れを癒すのはとても贅沢でした。

もちろん露天もかけ長し。湯沸き口から温泉が湧き続けていますが、海辺で風が強く、顔が寒かったです。
それでも静かな海を見ながらゆったり浸かっていると疲れも取れてしまうというものでした。



県道を走っていると知らずに通過してしまいそうですが、せっかく桜島まで来たのなら、この湯に浸かって帰らなければもったいない、そう思える名湯でした。

〒891-1541 鹿児島市古里町1078−6
入湯料:500円(11:30〜20:00)
温泉:大浴場、露天風呂
泉質:ナトリウム塩化物泉