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先住民の足跡を感じながら(中国美景の旅~雲南省・麗江~)

どうしても喧騒ばかりを想像する人も多い中国ですが、広大な国土には各地各地に風光明媚な名所が存在します。
 
中国の美景絶景シリーズ、今日は雲南省省都・昆明からさらに飛行機で1時間にある麗江をご紹介します。

◎はじめに~遅れる中国の飛行機~

余談ではありますが中国の国内線はよく遅延します。


この日も安かったので香港から陸路で深圳入りし、深圳空港からの便を取ったのですが、約100分遅れ。市内で宿を取るのをやめて、送迎もしてくれるという空港近所の宿にすることになりました。

電話で迎えに来てくれとお願いをし、周辺宿の宿泊客も拾いながら宿まで無料で送ってくれました。

やたらカビ臭い部屋だったのが記憶に染み付いています。90元(1300円:一室料金)ほどと安かったので有り難かったので文句は言えません。

周辺には商店もありました。

22時半くらいでしたが遅延で夕飯も食べていなかったので近くの食堂へ入りました。

中心部とは比べ物にならないくらいの安さが良かったです。雲南省の料理は中国料理大好き人間の私でも少し苦手な味付けです。

◎昆明から麗江へ

早朝7時の便に乗って麗江へと向かいます。
遅延は夕方から夜になればなるほど起こりやすくなるため早朝便がお勧めです。

およそ一時間の空の旅。

着陸前でも山岳農村風景が広がります。
東南アジアに近いためだいたい5月末~11月ごろまでが雨季になってしまいます。

ありがたいことにこの日は曇ってはいたものの雨は降りませんでした。

空港から市内まではリムジンバスが運航してあります。

到着する市内のバス停も麗江の古城街までは徒歩で約10~15分ほどなので便利です。


◎麗江古城へ歩く~ゲストハウスの探し方~

まず申し上げたいのは麗江に来たら必ず古城内の民宿・ゲストハウスを取られるのをお勧めしたいということです。

このような街中やバス停付近などでもホテルはありますが、いちいち向かうのが面倒な上、せっかくの夜の落ち着いた雰囲気が味わえません。

古城内のゲストハウスは静かで雰囲気もよく、多くの店が観光客を引こうととてもキレイで丁寧な対応をしてくれています。

値段も100~200元ほどからピンキリであるので是非とも古城に身を委ねて一夜を過ごすのは何にも代えがたい旅の経験だと思います。

今回はこういうゲストハウスでした。対応も特に良く親身にいろいろ教えてくれました。

部屋もまるで古代中国に紛れ込んだような美しさで220元(3000円)でした。1人で泊まるのはオシャレ過ぎかと思いましたが、もし夫婦で来れたら格安で妻も喜んだのになと思いました。

庭の雰囲気も最高です。

ぜひぜひ宿は古城内を取ってくださいね✨


◎麗江古城を歩く

麗江はかつてナシ族という民族が開いた独特文化が花開いた地です。一歩外に出るだけで独特の建築の旧市街が広がります。

まさに落ち着いた家々の絶景といえます。

細い路地に入ると自分がタイムスリップしてしまったような感覚に陥ります。

ゲストハウス、商店が軒をつらね、にぎやかな通りもみて取れます。

古城の細道には車両が通行できないため、安心して通行ができます。時々年代ものの自転車などがガタガタと音を立てて通りすぎていきます。

この地で書かれていたトンパ文字を用いた書を書いてくれる店もあります。

一方、世界遺産にも登録され、多くの観光客が来ることに加え、そうした人々相手に商売をしようとする人々も多数流入したため、ナシ族たちの生活も脅かされているといいます。

多くの商店に追いやられたように大通りから少しはなれた細い道などに入るとこうした生活の香りがしてきます。

脈々と息づく先住民の生活を守ることも求められてくると感じます。

夕方になると先住民の躍りという催しも見ることができました。
ただこうしたものは観光客に対しての商業的なものに感じてしまうのが拭いきれないのが残念なところでした。

落ち着いた色に変わる夜の雰囲気もまた最高です。

点灯された提灯がこの街の歴史を表出させてくれるようです。

筋を一本隔てるだけで雰囲気の異なった通りが見られるのも醍醐味のひとつではないでしょうか。

通りによってはけたたましい爆音とともにバーなどが出る通りもあり驚きました。

旅の息抜きでいいのかもしれませんが、やはり麗江のような街には静かな雰囲気が似合うというものです。

◎おわりに

古城にあっで中心街に行くと多くのお店、土産物屋、レストラン街などがあり、目的によって楽しむことが可能です。

しかし、ただ歩いているだけで時間を忘れてしまう麗江。

雑踏とは一線を画した静かな場所で旅に身を委ねるというのも貴重な体験ではないでしょうか。

麗江の素晴らしい街並みは、古城からバスで30分ほど行った束河古鎮という場所でも存在します。

束河についてはまた稿を改めてご紹介したく思います。歴史を踏みながら歩く中国旅、まだまだ魅力は数えきれないですね。

参考物価
朝食用小籠包 1セイロ100円程度
路線バス 1乗車 15円

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