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【ミャンマー発】ヤンゴンにあるおやつ感覚の絶品混ぜ麺 「チャンヌッ」ーアジアの旅ごはんー

東南アジア最後のフロンティアと呼ばれて久しいミャンマー。
2021年の軍政の介入、クーデターにより町は混乱をきたし、市民生活への影響が計り知れません。

現在情勢は少し落ち着いており、ヤンゴンを中心とした都市部においても少しずつ観光をすることが可能になってきましたが、その旅には大きな注意が必要となってしまいます。

ここではそうした政治的憂いを一瞬だけでも忘れ、ミャンマーの中心街「ボージョーアウンサンマーケット」の対面にある食堂の混ぜ麺「チャンヌッ」をご紹介します。


◎人通り多き道の地元店
ボージョーアウンサンマーケット、言わずと知れたアウンサンスー・チーさんの父親アウンサン将軍から名前が取られたマーケットであり、ヤンゴンの市内にその存在を大きく示している場所です。

そんなアウンサンマーケットからバス道を渡って向い側に黄色い看板で示された「ゴールデンベルティーセンター」という店があります。

実はマーケット周辺はホテルや格安の宿まで多く存在しており、観光をする上でも非常に便利な場所なのですが、その店の前を通りかかったとき、美味しそうな麺を食べる人々に目が釘付けになったのです。

マーケット前の道は歩く人々も多い。その雰囲気すべてがミャンマーだ

店先のショーケースを見るとお椀に盛られた麵とともに、何かいろいろ具材が置いてあります。パンのようなものもありましたが、「この麺は何ですか」と聞くと、「チャンヌッ」だと教えてくれました。

たまらず一言叫ぶ私。
「ひとつください!」
こういうところで出会う料理にハズレは本当に少ないものです。

麺に入れる具材やソースが置いてある。この麺はミャンマー人には「おやつ」だという
作り方を見ているとラーメンとほぼ同じ。主となるタレをお椀に入れ、その中に麺ととんこつ出汁を入れる。おもいっきりラーメン屋?

◎とんこつラーメンのような美味しさ
中に入り、席につく。作り方も見せていただくと、日本式のラーメンの作り方と同じようなものでした。

醤油タレを入れ、その中に最後にとんこつを煮込んだスープを少し入れるのですが、それを入れるといい香りがかぐわしく立ち上るのです。

意外にもごはん茶碗のような小椀に盛られて出てきました。
「これはおやつに食べるんだよ」
と教えられ、その量にも納得。

「混ぜて食べてね」
とジェスチャーで教えてくださいます。
醤油出汁に卵麺と豚骨スープを少しかけ、上に鶏そぼろとネギ、フライドオニオンをパラパラかけたらできあがり!見た目もとても美しいです。

チャンヌッの平麺バージョン。麺が変えられるとはこの時は知らなかった

ぐるぐるとまわしてタレにからませていただきます。
…美味しい。
醤油タレと出汁が見事に麺に絡みつき、絶品☆
味は本当に醤油とんこつラーメンのような日本が懐かしくなるような味でした。サービスでついているスープも単純ながらとてもあっさりと美味しかったです。

実はミャンマー料理は油ものが多く、初めてチャッターヒン(チキンカレー風鶏の油戻し煮)などを食べに行った時には食べにくいなあ…と思ったことがありましたが、麺料理が多く、実は絶品麺がたくさん存在しています。
(もちろん油っこくない料理もたくさんあります)

次の日に行ったら違う麺で作ってくれた。平麺の方が美味しいかもしれない

ミャンマー色混ぜ麺の真髄をみた国民食のひとつ。
お会計をすると1000チャット(90円)!
格安のおやつ麺、ミャンマー旅での体験いかがですか☆

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