第27話 2027はすぐ先の未来
第27話 2027はすぐ先の未来
いやぁ、この度JPSがやらかしましてね…
ついに6号機の天元突破しちゃったとネット上で今話題の「2027」
検索すればすぐ出てくるから詳しくは触れないが…設定6の機械割114.9%(発表値)って話がふたを開けたらなぜか機械割128%あるんじゃないかって噂(事実)。
ユーザーからすれば「6号機始まった!」だの「設定願い()」だの盛り上がりを見せているが、少しだけ先の未来を考えると素直に喜べないのが正直なところだ。
プライベートブランドとして登場し導入台数は全国で1000台となかなかホールでお目にかかることもないが、ホールはどんな営業資料を見てどんな思惑でこの台を購入したんだろうか(白目)。
そもそもこのJPSは過去にも…
以前ROYSTORY(第18話)でもネタにしたアストロ球団から始まり、初代2027でも当たり前のようにやらかしていたのだ。
巷で「2027」が話題の今がチャンス、どさくさに紛れて「初代2027」の闇に触れてみようと思う。
まずこの台のゲームフローを簡単に説明しよう。
「待って!敵潜水艦が見える!」でお馴染みの95%継続が確定する赤7も搭載。
5号機初期、新台でベニヤが導入されるなどホールもメーカーも迷走していた暗黒期に颯爽と登場した「2027」は新たな活路と希望をもたらす救世主となった。
ここからが本題…
実はこの2027、本来は搭載されていないはずの【無限ART】が存在したのだ。
晴れて無限ARTに突入すればエンディングがただひたすらにループし続ける。
ちょっと記憶が曖昧だけど、エンディングってたしか40ゲームだったんだよな…そこで1/16384を引けってのも無理難題だし、そもそもエンディングに行くのもそう簡単じゃない。アストロの無限と比べると2027の無限は噂レベルで聞いたことがあっても自分の目で見たことがある人は少ないはずだ。
そもそもJACが成立してからARTに突入する時点で内部ボーナスが成立してるわけで…そこで単独JACが成立…?
と、当然こうなるわけだが…当時の記憶や過去のネット記事を掘り起こしてみてもやはりこの答えにたどり着く。まぁそういうメーカーだから…納得出来ちゃう不思議←
そしてもう一つ【人為的に無限ART】に突入させる方法があった。2027のARTは継続抽選に漏れると潜水艦が海上に浮き上がる。
本来ここでJACを入賞させて終わりなのだが…実はこの画面で台の中のリセットボタンを押すとまたARTが再開するのだw
つまり店員と組めば永久機関が完成する。
ただの人為的な無限ARTには重大な欠点があった。それは継続率を引き継ぐため継続率が低いと潜水艦は何度でも浮き上がる。そのため赤7か高継続率の時にやらないとただただ目立って仕方がない。そもそもこれは完全に犯罪行為であって一部の店グルでやっていた人間以外に情報が出回ることすら当時はなかった。
5号機から業界に参入し5号機時代を切り開いたJPSがもしかすると近い未来、この業界を終わらせる日が来るのかもしれない…
でもそれで良い、それが良い。そんなグレーな業界だからこそ俺は好きだ。
あの時はるか遠い未来だと思っていた2027はもうすぐそこまでやって来ている。
(続く?)
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