第6話 注射台
この記事は最後まで全文無料で読むことが出来ます。面白かった、参考になったという方は投げ銭感覚で記事を購入していただけると次回への活力になります。
第6話 注射台
とりあえず朝イチのゴークリさえ取らなければ大丈夫だということだけは覚えた
肝が座っていたのかただのバカなのか、忌まわしきあの事件以降もちょくちょく【サンホール(仮)】に遊びに行ってはただ負けていた
今思い返せば裏モノしか置いていなかったのかな
「キンパル」はバウンドストップしまくるし、カエルが転んでチェリーを否定しても当たってない(演出矛盾でBIG確定)。めったに落ちないチェリーがやたら揃いまくる
「大花火」で1000ハマってる常連客の台を店員が勝手に開けて中をゴニョゴニョしたかと思えば、次ゲームに当たって爆連が始まる。そもそもリーチ目が出ても当たらない
スロットコーナーのドル箱はパチンコ用の箱が置かれていた。綺麗にカチ盛ると4500枚入る。カチ盛り過ぎて持ち上げた瞬間に箱が割れて、キレイに積めた4000枚を店内にぶちまけていた客もいた。昨今の犬のエサ箱のような小さいドル箱とは大違いだった
勝てなければ金もない。それからしばらくはスロットから離れ、某ファミレスでバイトをしてスタジオに入ってライブをするという忙しい毎日を送っていた
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?