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『【'21Xmas】光』が好きだと叫ぶ

 皆さまは、表題のコミュをご存じでしょうか。
 
 ある程度シャニマスを遊んでいる方であれば、これがクリスマスの時期に公開される、アイドルにプレゼントをあげるコミュであることに気が付くでしょう。そう、これは2021年のクリスマスに公開された、「幽谷霧子」さんにプレゼントをあげる話です。

幽谷霧子さん。画像はP-SSR【霧・音・燦・燦】より。

 こういったプレゼントコミュは、Pがプレゼントとして渡すものがタイトルになっています。クリスマスに限らず、バレンタインのコミュもそんな感じですよね。
 ところで、今回話題に挙げているコミュのタイトルは何だったでしょうか。そう、『光』です。Pは霧子さんに、光をプレゼントしたそうです。
 ……?
 そうですね、意味が分かりません。
 頭に疑問符を浮かべたままでいい。この物語を見に行きましょう。

※ここから実際のコミュの内容に触れます。できれば、先にご自分でゲーム内のコミュを読んでいただきたいです。アルバムの鍵ですぐ解放できるから。なんだったら読んだ後、ここには戻ってこなくてもいい。読んで、この「良さ」を味わってほしい。


 さて、このコミュがどういったお話なのか、簡単に説明します。
 といっても、非常に短いお話なので、一連の流れは全て説明できてしまうわけですが。

最初のセリフ。この背景の柔らかな日差しの表現、いいですよね。

 どうやら、Pと霧子さんはおばあさんと一緒にいる様子。踏切を渡るのをサポートしているのでしょうか。その流れで、付近のバス停までついていくことになりました。
 その後のPの言葉から、この時のPと霧子さんは、霧子さんにプレゼントを買うために外出していたことが判明します。
 思わぬ寄り道になってしまったことに、Pは霧子さんに申し訳なさを感じているようです。しかし霧子さんは、彼にこんな言葉を掛けます。 

「プレゼント買いに行こうって出てきたのに」というPに対する霧子さんの言葉。
これがこのコミュの全てです。

 画像の言葉の後、「クリスマスはあったかい光を灯す日」と霧子さんは続けます。彼女には見えたのでしょう。彼が確かな光を灯したのを。

 Pのことをよく知る我々からすれば、彼が困っているおばあさんを放っておくわけがないことは容易に想像がつくでしょう。それは霧子さんも同じはずです。彼の姿を誇らしく思いながらも、何気ない日常の風景として受け止めてもおかしくない。
 でも、霧子さんはその彼が灯した何気ない光を見逃しませんでした。それだけでなく、プレゼントとして受け取ったのです。Pがおばあさんに向けた優しさが、霧子さん自身にとって大切なものであると言わんばかりに。
 誰かが誰かに向けた優しさをそっと拾い上げ、大切に持っていてくれる。そんな霧子さんの心の在り方が、私は大好きです。

 ところで、Pが霧子さんについて語った言葉に、「霧子が、お日さまなんだ」というものがあります(幽谷霧子G.R.A.D.参照)。この言葉はなかなか複雑な文脈の中で語られたものなので、その真意についての考察はここでは控えます。ですが、Pも霧子さんに光を見たのは間違いないでしょう。
 お互いに照らされていると思いながら、実はお互いに照らし合っている。この二人のつながりをもっともっと見ていたいですね。

 ということで、「『【'21Xmas】光』が好きだと叫ぶ」でした。
 初めて見た時からずっと大好きなお話なんですが、あまり触れられることが無いような気がしていたので、この機会に発信してみることにしました。
 正直私は、読んだことのないコミュの方が圧倒的に多いかなりのライトユーザーです。今回取り上げたプレゼントのコミュもまだ読めていないものがたくさんあるので、いつかちゃんと読んでいきたい。そして、また好きだと叫びたくなるコミュに出会ったら、叫びます。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
 そして、シャニマスの制作、運営に携わっている方々、いつもありがとうございます。
 これからも陰ながら応援し、楽しませていただきます。

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