見出し画像

すぐに動き始めた私

夫の裏切りを知り、居ても立ってもいられなくなった私。
すぐに行動に移してしまう。
次の日。
私は電気屋に行き、ボイスレコーダーを購入。
とりあえず、何か証拠がなければ…と思ったのだ。

夫が帰る前に、昼間買ったボイスレコーダーを準備しておく。
こっそり録音開始。
夜、子供たちが寝た後、夫帰宅。
いつものようにご飯を食べ、お風呂に行こうとする夫。
私はそこで引き留めた。
「ちょっと待って。ここに座って」
夫、訳もわからうず椅子に座る。

「夫は、私とこのまま夫婦を続けたいの?それとも別れたいの?」

夫、「え?なに?どういうこと?」

「聞いてるの。そのままの意味。夫婦を続けたいのか、別れたいのか」

夫、「え、そりゃ続けたいと思ってるけど?」

「じゃあ、言わないといけないことがあるでしょ」

夫、「え?なに?何を?」

「わかってるでしょ。自分で」

夫、顔を歪める。
口を斜めに歪める。
…え、なんなのその顔、、、きもい、、、、、

「あるでしょ。言わないといけないことが」

夫、「え、わからない、何?え?なに?」

「…女の人と会ってるでしょ」

夫「…………」

「誰。」

夫、「女1さん…」

ここで私、イラつく。
この時、女1とはもうやり取りをしてなかったから、やり取りしてる最中の女3を誤魔化そうとしてると思ったから。
だって、女1とは、もう2年くらい前が最後だったから。

「まだいるでしょ」

夫、「え?誰?」

「自分でわかるでしょ」

夫「え…………」
夫「…………」
沈黙

「早く!」

夫「…………」
気持ち悪く口を歪めたまま、沈黙。

「早く言って!さっさと言って!」

夫「女2さん…」

またこいつは誤魔化そうとする。
話もなかなか進まないし、イライラする私。

「まだいるでしょ。誰。」

夫「え?……………」

「早くして!」

しばし時間稼いだ挙句に
夫「女3さん…」

やっと言った。私はそう思った。
そして、
「で?どこで何してたの?」

夫「いや…別に普通に飲みに行ったりしただけだよ」

私は知っている。
もう分かっている。
飲みに行ってるだけではないことを。
LINEを見たから。
ホテルに行った会話はないものの、いろんなところにデートに言っている。
それを全て白状させた。
とても時間がかかった。
一つ白状するのに、気持ち悪く口を歪めて、時間を稼ぎ、なかなか白状しないから。
それをすればする程、私の怒りは増幅するばかりだというのに。

私が知っている出来事全てを白状させた時点で、夜中の12時前。

「今すぐ女3に電話して、二度と連絡もしないし会わないと言って。」

夫「え、今?もう寝てるよ。」

「だから何?不倫女が寝てようがどうでもいい。今すぐ電話して。」

渋々電話をかける夫。
何コールかして、寝ぼけた声の女3が電話に出た。
もう、細かいフレーズは忘れたけど、もう連絡も会うこともしないと伝えた。

いいなと思ったら応援しよう!