
I ❤️ sauna
私はサウナが好きだ。
サウナに向かう道、脱衣所で服を脱ぐ時、サウナ前に白湯で体を温める時、サウナ室に入る時、徐々に体が温まってくるがまだ汗はそれほど出ない時、汗が滝のように流れ始める時、サウナ室から出る時、水を頭からかぶる時、水風呂に浸かっている時、そして…ととのう時。全ての一瞬が尊いのである。
故に、尊いからこそ、他人に迷惑をかける行為、マナーを守らない輩、自分のことしか考えられない奴が嫌いだ。いくつか例を挙げる。
①くさい
汗臭いなどの体臭系の匂いがすることは、サウナ室においてはほぼ経験がない。しかし、整髪料や香水系の匂いがすることがある。風呂に入って、頭も洗っているはずなのに、そういった匂いがすることがある。どうなっているのだろうか。体や髪に染み込んでしまっているのだろうか。ちゃんと洗いなさい。
②うるさい
私はサウナ室とは己との対話を楽しむ場だと考えている。心との対話、体との対話、体との対話には自律機能すなわち内臓との対話も含まれる。無音で薄暗いくらいがちょうど良い。場所によっては音楽が流れていたり、テレビが付いていたりするが、それは趣味嗜好もあるので、致し方ないと思う。しかし、ぺちゃくちゃ喋る、また、流れている音楽に合わせて歌うなど、周りに迷惑をかけてはいけない。100歩譲って歌うなら、しっかり歌ってほしいものである。中途半端に歌われると、余計に気になってしまう。どちらかにしてほしいができれば静かにしてほしい。
③うるさいパート2
サウナは高温が売りである。入ってきた時、汗をかいている時、出る時にいちいち「あつー」という奴。ここは熱いところだよ、知らなかったのかい?
④汗
もちろん汗を流すのがサウナの目的ではあるが、敷いているマットをのけてまで床に汗を滴らせる奴がいる。どういうつもりなのか。町の銭湯では、サウナ室ではバスタオルを使ってくださいというところが多い。それは汗などの水分で床板が腐らないように、また、匂いが残らないようにするためである。少し考えれば分かりそうなものではあるが、おそらく、考えることすら放棄してしまった人なのだろう。さらに頭を振ってびしゃびしゃと汗を撒き散らす奴、手で汗を拭い、ピッピッと飛ばす奴。動物以下である。私がサウナ裁判長なら情状酌量の余地なしで即刻「死刑」に処するだろう。
以上、これは私がある町の銭湯である日に出会った一人の人間の所業である。わずかの思いやりと気遣いがあればもう少し住み良い世の中になるのだが…