AED、救命の在り方とは?
最近Xで見た
「男性がAEDを女性に使用しようすると猥褻目的だと疑われ、訴えられてしまうかも」
という何とも香ばしい話題に触れてみようと思う。
今回は長い記事で拙いところも多く読みづらいと思うが頑張って読んでみてほしい。
最初に言っておきたいことは
助ける以外を考える必要なし!
助ける以外の選択肢もなし!
分かっていても不安という人が大概だと思うので
こうすれば良いのではないか、というのを寄り道を
しながら書き綴りたいと思う。
早速の寄り道だが、ツイフェミとかフェミニストが
猥褻目的では?などの発言をしていると言われているが
「フェミニスト」を調べてみると
「女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人。」
のことを言うらしい。
という意味から考えると、そもそもその発言をしている人たちは「フェミニスト」というのだろうかと個人的には懐疑的だがまぁそこはフェミニスト的なという雰囲気なんだろうと納得して次へ。
まずはAEDが何かと聞かれるとスパッと答えられる人が少ないと思い一応調べてみると
「自動体外式除細動器の略称で、自動的に心電図の測定・解析を行ない、心臓がけいれんし血液を送り出すポンプ機能を失った心停止状態の傷病者に対して、電気ショックを与え、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器」
やさしく説明すると
「突然倒れた人は心臓が正しく動いていないかもしれない、そのままでは危険だから正しく動くように手助けするよ、電気ショックが必要かどうかとかも一緒に判断してあげるね」
という感じだろうか。
あともう1つ、倒れた人の原因が心臓にあり心停止していた場合、迅速な対応が求められるそうで
「何もしないと1分ごとに約10%、救命率が下がる」
とのこと
何とも恐ろしい数字。
1分単位なんてあっというまに経ってしまう。
人を助ける時に時間はとても大事な要素になるのは
間違いない。
では、寄り道から本筋に戻って
人を助ける時に大切なことは色々あるが当記事では
「じぶん」が助けるではなく
「みんな」で助ける
が大切だと書いておきたい。
これはありがちな思い違いだと思うが、人を助けようとした時に自分だけで助けるなんて思ってはいけない。
これはこのAED関連だけではなくその他にも、山での滑落、溺れている人、強盗etc。
どれにも言えることだが自分1人で何とかしようとすれば高い確率で失敗し、助けるどころか自分も助けを求める側になってしまう。
助けようとして助けられる側になってしまうなど本末転倒、より多くの人手が必要になり自分自身も含めて救命率がグッとさがってしまう。
周りに自分以外の人がいない場合ならなおのこと、自分が動けなくなってしまっては、助けようとした人は当然ながら、自分自身も高い確率で助からなくなる。
複数人で対処することの利点は、出来ることが増えるだけでなく、お互いの行動を証言することができることもあるだろう。
あとから言い掛かりをつけられるようなことになっても、お互いに証言できるという状況はかなり有利に働く。あと1人ではなく複数人であれば、言い掛かり自体をつけられにくくなる。
1人というのは何事においても狙われやすいもの。
詳細なAEDの使い方や何をすれば良いのかは、調べればいくらでも出てくるのでここでは割愛。
一応、参考サイトを記載しておくので見てほしい。
公益財団法人 日本心臓財団
OMRON AEDについて
https://www.aed.omron.co.jp/aed/procedure.html
手順は上記URLの通りにすれば間違いないがとにかく
周りの人に呼び掛け、救助を手伝ってもらう!
周りに人がいない場合は、助けを呼びに行く!
決して1人で助けようとしない!
人が倒れるまたは倒れているという状況だと、確実に混乱しどうすればいいか立ち竦む。しかし上記した通り、緊急の場合には分、秒単位の行動が求められる、そんな中では立ち竦んでいる時間さえ惜しい。
そこで最初に書いた言葉
助けること以外を考える必要なし!
混乱するのは大抵の場合は色々と余計なことを考えてしまうのと自分は無関係だと思うから。
どうすればいい?何が起きた?事件?
助けるべき?誰が助ける?どうやって助ける?
駆け寄るの恥ずかしい。誰か行くかな?etc
全てが無駄な自己問答なので、この記事を読んだ人は
キッパリと助ける!という考えだけ持って少しでも早く正しい行動をしてみてほしい。
そしてその場に出くわした時点でもう無関係ではない。
1つ気掛かりなのは、上記参考サイトではただ周りの人に呼び掛けてお願いしているだけだが、それでは混乱の最中の人は動かないというよりも動けないことだろう。
なので少し工夫をして、
相手を指を差し
相手の目をみて
とても大きな声でやって欲しいことを指示する。
ことが効果的かと。
そもそも動けないのは余計なことを考えてしまっている
のと自分は関係ないと思っているのがほとんどなので、指を差すことで自分に向かって言っていて無関係ではないと自覚させ、目をみることで説得力を増し、とても大きな声で指示することで相手の考えていることを指示した行動で占有してしまうのだ。混乱している人なら尚更占有しやすいことだろう。
指示は概ね2人程度にそれぞれ短くハッキリ
「119番に通報して」
「AEDを持ってきて」
相手の考えを占有しやすいので強い命令口調がオススメ。
AEDがどこにあるか分からない可能性が高いので「AEDを持ってきて」の指示は複数人にお願いした方が良い時もある。
そしてもし倒れている人が女性の場合、周りの人の中に女性がいるのなら、自分と迅速に代わってもらいその後の処置を進めてもらうのがベスト。
この段階までくれば、ほとんどの人が混乱から抜け出しているだろうからスムーズに交代できることだろう。
さてここまでで何分が経過しているかと考えてみると…
淀み無く出来たとしても指示を出して心臓マッサージが必要だった場合、それを始めるまでにザックリ1、2分は経ってしまっていることだろう。
つまり救命率は既に約20%も下がってしまっている。
少しでも躊躇いなどがあれば、3分は経過してしまっている可能性も考えられる。
ここからAEDを操作などなどをすることを考えると8分もあっというま。救急車が到着するのは平均8分前後なので救命処置をする前に救急車が到着してしまっているなんてことがあるかもしれない。
その場合、倒れた人が助かる可能性はとても低い。
さて、ここまで長々と書き綴ってきたが、もうお分かりだと思う。
「猥褻行為で訴えられてしまうかもしれないしな…」
「女性だから配慮しないといけないな」
なんて考えている時間が、そもそも存在してはいけないということに。
女性に配慮する方法は、女性用AED簡易テント、人の壁で隠す、女性に交代してもらう、がパッと思い付く所だと思うが、簡易テントが都合よくあるとは限らず、人の壁が出来るほど多くの人がいるとは限らず、女性が周りにいるとは限らない。そしてそれを指示、準備している間に秒単位で助かる可能性は下がっていっているのを忘れてはいけない。
人の命を救おうとしたら、猥褻行為をされたと訴えられてしまい悪者になるなど、アメコミのダークヒーローも驚きの理由だ。
なので上記の
「みんなで助ける」
「倒れているのが女性の場合は女性に交代する」
ということを念頭に置きつつ
もし猥褻行為で訴えられたとしても
「自分は人の命を助けるために行動したんだ」
と胸を張って言おう。
分かってくれる人は沢山いる。
人の命を救おうとすることが悪いわけがない。
故に勇気と自信を持って迅速に救命行為をするべきだ。
人を助けるという行為に対してリスクをつけてしまうようなことは当たり前だがやめた方がいい。
今の時代は色々な考えを持った人が、自由に、言い方が悪ければ無責任に多くの人に向けて然したる検閲もなく情報を発信し、良くも悪くも世の中の意識に影響を与えることが出来るようになった。
今回の救命に関することも、まさに今の時代だからこその意識の操作とでも言えるだろう。
AEDに関しては、フェミニスト的な内容として取り上げやすいということもあったのだろうが、今回のことで確実に助けるという行為自体にリスクを感じ躊躇いを持つようになってしまった人が男女関係なく多いと思う。
この話題の拡がりによって、救命行為自体が訴えられる可能性を含んでいるという風に考える人もいるだろうから、男性だけでなく女性も躊躇うようになっていることだろう。今そういった状況に出くわした時にまず頭を過るのは「助ける」ではなく「非難」。
これによる躊躇いはそうそう無くなるものではない。
救命行為においては一瞬の躊躇いが、助けられる命を助けられなくしてしまう。
誰が、いつ、どこで、周りにどんな人がいて
助けを求め、助けてもらうことになるかは分からない。
どんな人にでも助けてもらえることは命が救われる可能性を上げる要因になるのだから、人を助ける行為が躊躇われず行えるようになってほしい。
最後に
ツラツラと書き綴ってしまったのでとても読みにくかったと思いますが、この長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事もまた、無責任な情報の発信の一端であることはいなめません。
ただこの記事が、読んだ人の不安や躊躇いを少しでも取り除き、勇気ある迅速な行動に繋がれば幸いです。
恐惶謹言