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株価と信用買いの相関係数分析


結論

海帆という銘柄において、「価格が下がると信用買いが増える」という仮説は、データ分析上からは明確に支持されていません。

相関係数が低い(または無関係)であるため、株価の動きと信用取引の増減には強い関連性が見られないと結論づけられます。

* 2023年5月から12月までの海帆のデータで分析しています。

相関係数の意味合い

相関係数は、二つの変数間の関係の強さと方向を示します。
その範囲と相関の強さは以下の通りです:
-1.0 ~ -0.7:
強い負の相関がある。一方が増加するともう一方は大きく減少する傾向。

-0.7 ~ -0.4:
負の相関がある。一方が増加するともう一方はある程度減少する傾向。

-0.4 ~ -0.2:
弱い負の相関がある。一方が増加するともう一方は少し減少する傾向。

-0.2 ~ 0.2:
ほとんど相関がない。変数間には明確な関係が見られない。

0.2 ~ 0.4:
弱い正の相関がある。一方が増加するともう一方も少し増加する傾向。

0.4 ~ 0.7:
正の相関がある。一方が増加するともう一方もある程度増加する傾向。

0.7 ~ 1.0:
強い正の相関がある。一方が増加するともう一方も大きく増加する傾向。

散布図について

散布図は、二つの変数間の関係を視覚的に表現するグラフです。点の分布を通して、変数間の相関関係(強い、弱い、正、負)を把握できます。

株価と信用取引の関連性分析

1. 株価格帯と信用割合(相関係数:0.09)
相関関係:

ほとんど相関がない。

分析:
株価の範囲と信用割合はほとんど関連していないことを示しています。

2. 株価前日比と買い残増減(相関係数:-0.19)
相関関係:

ほとんど相関がない。

分析:
株価の前日比と買い残の増減にはほとんど関連性が見られません。

3. 株価格帯と新規信用買い(相関係数:0.21)相関関係:
弱い正の相関がある。

分析:
株価の範囲が増加すると、新規信用買いがわずかに増加する傾向があります。

4. 株価前日比と信用新規買い(相関係数:0.18)相関関係:
ほとんど相関がない。

分析:
株価の前日比と信用新規買いの間には、ほとんど関連性がありません。


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