マイルCS ビーアストニッシドの可能性

今回、可能性シリーズの第2弾となりましたが、タイトルを見てほとんどの方がこう思うでしょう

「いや、要らんやろ」


というか、この馬がマイルCSを走ることすら知らない方も居るのではないでしょうか(笑)

それもそのはず、まずはこの馬の今までの戦績を見てみると

う〜ん、汚い(笑)

昨年のスプリングステークスを勝って以降、重賞は6回使って馬券内はおろか掲示板にすら載ったことはありません。
かろうじてリステッド競走で一度2着に入ったのみで、馬柱を見ただけでは3秒で消せますね(笑)


なので、まずはこの汚い部分を削っていきます!


この馬の馬柱を汚くしている一番の要因は「距離」です!

・2000m以上(0-1-0-5)
・1800m以下(2-1-2-3)

という事で2000m以のレースを削った馬柱がコチラです!

うん…多少キレイにはなったけど…G1でどうこう出来る様な戦績じゃないだろ…

そう思ったアナタ!


良く見て欲しい!



相手、強くないすか?(笑)


・マテンロウオリオン(NHKマイル2着)
・ダノンベルーガ(ドバイターフ2着、秋天3着)
・シュネルマイスター(NHKマイル1着etc…)
・ママコチャ(スプリンターズS1着)
・アルナシーム(朝日杯FS4着)

そしてそんな馬達相手に全部0.5秒差以内でまとめてるんですよね


ちょっと一戦ずつ分解してみます


※赤が今日までG1で好走している馬
  青がビーアストニッシド
 
黄が今回出走するその他の馬

シンザン記念

マテンロウオリオンと0.3秒差


共同通信杯


ダノンベルーガと0.4秒差
ジオグリフと0.2秒差


マイラーズカップ


シュネルマイスター、ガイアフォースと0.3秒差
ソウルラッシュと0.2秒差
マテンロウオリオンと0.1秒差


安土城ステークス


ママコチャと0.5秒差
ママコチャより斤量3㌔重い、上がり32.8


そして前走のカシオペアステークス

「いや、リステッドで10着に負けてるじゃん」
そう思った方も見て頂きたい!

コチラ

アルナシームと0.5秒差
ピンハイと0.4秒差

ちゃんと、「いる」んですよね(笑)


「いや、でもアルナシームとピンハイって今まで挙げてたレースの相手よりも全然弱くね?」

確かにアルナシームもピンハイも世代G1で掲示板の経験はあるものの、G1で1着2着になっているママコチャやシュネルマイスターと比べるとちょっと物足りない感は否めません

しかし!

この2頭は!

相手関係や展開次第では


「G1を取れていてもおかしくなかった馬である!」


と言うことをこれから説明したいと思います!


まずはアルナシーム

この馬の実績と言えば「朝日杯FS4着

その時の掲示板5頭がコチラ

ドウデュース → 日本ダービー①着
セリフォス → マイルCS①着
ダノンスコーピオン →NHKマイル①着
ジオグリフ → 皐月賞①着

「いや、メンバーが強烈過ぎる!」


そう、アルナシームが朝日杯を取れなかったのは相手が悪かっただけで、


この年とか

2022朝日杯 この後G1取った馬は、今のところナシ

この年とか

2020 朝日杯 G1馬ナシ

この年

2019 朝日杯 同上

位のレベルであれば勝てていたのではなかろうかというほどに、

2021年の朝日杯のレベルが高すぎた

(なんならジオグリフには勝ってるし)

なのでアルナシームに関しては、今後G1で好走しても何ら可笑しくないほどに実力のある馬なのです!



次にピンハイですが

この馬のG1実績は

桜花賞5着」 「オークス4着

と、これだけでも十分な実績ではあるのですが


桜花賞

スターズオンアースと0.1秒差

オークス

スターズオンアースと0.5秒差
ナミュールと0.1秒差

しかもこれ、どちらも直線で

「クソほど詰まりまくってます」


オークスはスムーズなら少なくともナミュールには先着していたでしょうし、
桜花賞も直線スムーズなら多分勝っていたんじゃないかと思うほどの手応えでした

更にチューリップ賞では2歳女王のサークルオブライフ桜花賞2着のウォーターナビレラに先着しています

という様にアルナシームピンハイについては

他のレースのG1好走馬とも遜色ないレベルで高い能力を持ち合わせている馬なのです!!



そして話を戻して、ビーアストニッシドはこの強い2頭相手に

・休み明け(3ヶ月以上の休養明け0-0-1-3)
・代打の田中健J(2022年以降3勝のみ)
・アルナシームとピンハイよりも斤量1㌔背負って

0.4〜0.5秒位の差であれば、全然やれるのではないかと思うわけです!

そんな馬が現在、最低人気の16番人気なら少しだけでも買っておいたほうが良い!



この馬がどのくらい舐められているのか、という所を比較する為に隣のソウルラッシュの戦績を出してみます



まずはソウルラッシュが勝ったレース

G1好走馬は1頭もいません



次に負けたレース

2022 安田記念
2022 富士ステークス
2022 マイルCS
2023 マイラーズカップ
2023 安田記念

ビーアストニッシドが負けているマテンロウオリオンに先着してはいるものの


ビーアストニッシドは

G1で好走する前の上がり目のマテンロウオリオンに負けている

のに対し、

ソウルラッシュは 

NHKマイル2着になって以降1度も馬券になっていない

落ち目のマテンロウオリオンに勝っている

ということが言えます!

実際2頭の直接対決で今回と同じ舞台で行われた春のマイラーズカップでは

ビーアストニッシドとソウルラッシュの着差は0.2秒


となっている事を考えると、そこまでソウルラッシュとビーアストニッシドには差は無いように感じます


そんな2頭の現在のオッズがコチラ


オッズ差にして

約33倍!


どうでしょうビーアストニッシド、めちゃくちゃ美味しくないですか?(笑)

確かにソウルラッシュとビーアストニッシドでは、ソウルラッシュの方がちょっと強いとは思います

でもホントにちょっとなんですよね、こんなにオッズに差が出るほどの能力の違いは無いと思います

更に今回2番枠と絶好枠に入った上に、今週からCコース替わり

全てが上手く噛み合えば、勝つことは難しいまでも2・3着なら鼻先引っかかる事もあると思います!


という事で今回の結論は


「ソウルラッシュを本命ならビーアストニッシドも買ったほうが良い!!」



ちなみに私の本命は

◎ダノンザキッド


です(笑)


いや、まぁここまでビーアストニッシドについて書いた以上は勿論ビーアストニッシドも買いますが

やはり個人的ににはダノンザキッドに古馬G1を取って欲しい!




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