駆け抜ける坂道 2nd Stage ーSector6ー
2nd Stage ーSector6ー
〈新たなる敵〉
〇〇達が帰った日向峠…
久美:さて私達も帰ろっか!
ブーン…キキーッ
好花:ん?あの車…
??:あの…久美さん!
久美:こさかな!
菜緒:今日の86と…バトルしたいです!
彩花:え!?
好花:どうしたの?急に。
??1:今日のバトル見たらウズウズしたみたい。
好花:美玖もいたんだ。
美玖:菜緒のあんな顔初めて見た。
史帆:こしゃ〜!
菜緒:史帆さん!
史帆:〇〇くんは速いよ?
菜緒:さっき見てました。でも今は楽しみです!
久美:じゃあ連絡するね。
--
ひかる:別の人って…
加藤さんより速い人がいるんですか?
理佐:そういうことみたい。
保乃:あの人より速いなんて…
理佐:相手についてはこれから調べるけど。
由依:まぁとにかく、
〇〇くんには頑張ってもらうしかないね。
--
翌日…
〇〇:友香…まだ怒ってる?
友香:ううん、もう怒ってないよ。
〇〇:ほんとごめんね。
友香:でも次はないからね!
〇〇:うん…
友香:というかそんなことより次のバトルだよ。
〇〇:あぁまた日向峠だってね。
友香:あの加藤さんより速い人らしいけど…
プルルル
友香:〇〇、電話なってない?
〇〇:?由依さんからだ。
ピツ
〇〇:もしもし。
由依:「あ、〇〇くん?今大丈夫?」
〇〇:はい。
由依:「次の相手の情報がわかったよ。」
〇〇:どんな相手ですか?
由依:「こないだの加藤さんは元々あの峠で
No.1だった。
でも加藤さんに唯一勝ったのが次の相手。
ものすごく速い…」
〇〇:やっぱり…
由依:「実際、こないだ〇〇くんが立てたレコードも破られたらしい。」
〇〇:ほんとですか!?
由依:「とにかく、〇〇くんは昨日言った
課題をこなして。対策は考えるから。」
〇〇:わかりました。
由依:「うん、よろしく」
ピツ
友香:何だって?
〇〇:次の相手の情報がわかったらしい。
友香:どんな人?
〇〇:とにかく速いらしい。
俺のレコードも破られたらしい。
友香:ええっ!?
〇〇:とりあえず昨日言われた課題を
こなしてくれって言われたけど…
友香:厳しいバトルになるね…
〇〇:うん。でもそれはDに入ったときから
覚悟はしてる。あとはやれることをやるだけ。
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日向峠…
久美:こさかなの調子はどう?
美玖:順調ですよ!
彩花:にしてもこさかなも自分から走りたいって
また珍しいね。
好花:最初走った時は史帆さんに
無理矢理走らされてましたもんね。
史帆:あっさり負けちゃったけどね〜
久美:としちゃんから見てどう?勝てそう?
史帆:勝てるよ、こしゃなら!
ブーン…
菜緒:うん。これならいける!
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バトル前日、櫻神峠…
由依:ゆかくんどう?
ゆか:タイムも安定してきます。順調ですね。
友香:あれからずっと走り込んでますから。
ひかる:仲直りはしたの?
友香:しましたよ?次は無いけど。
ひかる:…怖。
保乃:次の相手の対策は出来たんですか?
由依:対策…という程のものでも無いけど考えはある。
ひかる:どんなのですか?
由依:まず、言えるのは〇〇くんには
耐えてもらうしか無い。
土生:耐える?
由依:厳しいバトルになる。
今やってもらってる課題を
こなしてくれれば活路が見える。
友香:活路?
由依:正直私も完全には見えない。
相手は"ゴースト"だから。
友香:"ゴースト"?
Next Sector…
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