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休日に学校来たらなんかサバイバルモードでした。




〇〇:うおぉぉぉぉぉ!!!!

今、僕は逃げてます。

全力で逃げてます。

どうして逃げているかというと…

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数十分前…

僕は櫻坂高校に通う2年生。

学校は休みだが、生徒会に所属している僕は
生徒会室で仕事をしていた。

〇〇:今日は予算の会議だから…
全員来るか…

うちの生徒会は何故か僕以外は女子ばかり。
しかも全員可愛いときた。

ガラガラ

??1:あっ!〇〇く〜ん!

??2:おはよ〜!

〇〇:おはよう。森田さん、田村さん。

今生徒会室に入ってきたのは同級生で
生徒会に所属している
森田ひかるさんと田村保乃さん。

ひかる:はぁ//朝からかっこいい//

保乃:休日の朝からこの爽やかな笑顔を見れるなんて生徒会入ってよかったなぁ〜//

ギュッ

〇〇:えっ!?

2人は僕の両腕に抱きついてきた。

何故だかこの2人からいつも
アプローチされている。

校内でも人気の2人。
そんな人と付き合うってなった日には
校内の男子全員が敵になるだろう。

ひかる:ねぇねぇ…
いつになったらひぃとデートしてくれるぅ?♡

保乃:ちゃう…ほのやんなぁ?♡

ゾワッ!

いつもは抱きついていても
普通に誘ってくるくらいだが、
今日は何だか違う。

僕の中の第六感がそう言っている。

ひかる:ねぇねぇ♡

保乃:いこうよぉ♡

〇〇:!?

2人の目を見ると…何というか…
本気の目をしている。

逃げろ…

僕の本能がそう言っている。


〇〇:…あっ!先生!

ひ保:えっ!?

〇〇:今だっ!!

バッ

ひ保:あっ!


僕は一瞬出来た隙を付いて生徒会室を出た。

--

…そして現在に至る。

ひかる:待てーーーー!!!

保乃:逃さへんでーーー!!!

〇〇:うぉぉぉぉぉぉ!!!!


全速力で走る。

今の僕ならボ〇トですら置き去りに出来る。


それくらいに本能が危険と判断している。


??3:〇〇先輩!こっちです!

〇〇:!?

??4:早く!


俺は声のする教室に猛スピードで突っ込んだ。


ガラガラ

〇〇:はぁ…はぁ…

??3:隠れて下さい!!

俺は言われるがままに隠れた。

ひかる:どこいったんだろう…

保乃:あっちに行くで!!

タッタッタッ

上手くやり過ごしたようだ。

〇〇:ふぅ…

??3:〇〇先輩…大変でしたね…

??4:もう大丈夫ですよ!

〇〇:ありがとう…愛季ちゃん、瞳月ちゃん。

愛季:いえいえ!

瞳月:先輩が困っていたら
助けるのが後輩の勤めですっ!


この2人は生徒会1年生の
谷口愛季ちゃんと山下瞳月ちゃん。

〇〇:でも、ほんとに助かった!

愛瞳:えへへ〜//

何かと頼りにしてくれる2人。
まるで妹みたいな存在だ。

愛季:これで…

〇〇:ん?

瞳月:やっと…

ゾワッ!

待てよ…

愛季:〇〇先輩を…

瞳月:好きに出来る♡

〇〇:君らも!?

愛季:だってぇ〜
こんなカッコいい先輩に〜
そんな笑顔むけられたらぁ♡

瞳月:好きになっちゃうじゃないですかぁ♡

2人とも森田さん達と
同じ本気の目をしている。

〇〇:あはは…

ビュン!

愛季:あっ!せんぱぁーい♡

瞳月:待ってくださぁーい♡

〇〇:冗談じゃねぇーーー!!!

僕はまた全速力で逃げた。

--

〇〇:はぁ…はぁ…

やべーよここ…ラ〇ーンシティかよ…

とにかく学校から逃げないと…

今僕がいるのは3階…
見つからないように下に降りて脱出しないと…

僕はとりあえず階段をゆっくり降りた。

--

2階についた僕は誰もいないことを
確認する為にゆっくり顔だけ廊下の方に出した。

〇〇:誰も…いないか…

森田さん、田村さん、
愛季ちゃん、瞳月ちゃん。

あの4人は完全なハンターだよ。

今1秒ごとに200円貰えてます?

フ〇テレビで放送されます?

それくらいの緊張感なんですけど!?

〇〇:はぁ…。

??5:〇〇…くん?

〇〇:!?

??5:ごめん。驚かせちゃった?

〇〇:なんだ…理佐さんか…

この人は3年生で副会長の渡邉理佐さん。

理佐:どうしたの?もうすぐ会議だけど…。

〇〇:それが何故か僕追われてて…

理佐:え?

"〇〇くーーん!!どこーー!!"

"〇〇せんぱーーい!!どこですかーー!!"

理佐:今のって…1年生と2年生の子だよね?

〇〇:はい…

理佐:そしたら…ちょっと待ってて!

理佐さんを僕を1人教室に残し、
どこかに行った。

--

ガラガラ

理佐さんが戻ってきた。

〇〇:どうですか?

理佐:〇〇くんは忘れ物をとりに帰ったから
しばらく帰ってこないよって言ってきた。
だからしばらくは大丈夫だと思うよ?

〇〇:ありがとうございます!

理佐:後輩が困ってたら
放っておけないからね。

あぁ…カッコいい。なんていい先輩だ…。

理佐:それに…


え、ちょっとまって?


また僕の第六感が警鐘を鳴らしてるよ?

ここから逃げろって。


理佐:〇〇くんを…独り占め♡

〇〇:うわぁぁぁぁぁ!!!

またまた僕は走り出した。

--

〇〇:ぜぇ…ぜぇ…


もう…どこへいけばいいんだ…

一刻も早くここを脱出しないと…

マジで生きるか死ぬか…

dead or aliveみたいなそんな状況…


??6:〇〇先輩?

〇〇:うわっ!?

??6:しーっ、見つかっちゃいますよ?

〇〇:み、美青ちゃん!?


この子は生徒会の1年生、的野美青ちゃん。

美青:安心して下さい、私は味方です。
とりあえずこちらへ…


僕は半信半疑のまま、体育館の方へと逃げた。

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美青:ここまでくれば大丈夫ですかね。

〇〇:美青ちゃんは…大丈夫だよね?

美青:何がですか?

〇〇:僕を…追っかけようとする…

美青:あ、大丈夫です。
先輩にそういう感情はないので。


うぐっ…

グサっとくるが今のこの状況では
救いの言葉だ。


〇〇:一体…何が…

美青:恐らく…これかと。

美青ちゃんは1枚のお菓子の包装紙を出した。

〇〇:それは?

美青:先程、生徒会室に行ったら
〇〇先輩以外のカバンに
これが入っていました。
これは一種の惚れ薬が入ったチョコです。

〇〇:惚れ薬!?

美青:ネットで最近
プチバズりし出してるものですね。

〇〇:そんなものが…

美青:でも、調べたら効果は数時間で
治るみたいなのでそれまで
ここに入れば大丈夫ですよ!

〇〇:そうか…よかった…

美青:あっ、でもそれまで退屈ですよね?

〇〇:えっ?

美青:ってことで…連れてきましたよー!

ガラガラ

〇〇:ゆ、由依さん…。

そこには生徒会長である小林由依さんがいた。

しかも…。

〇〇:みんなと…同じ目…

由依:美青。よくやった。

美青:うす。

忘れてた…。

生徒会において、美青ちゃんは
由依さんの忠実なしもべだということを…

もうあの返答の仕方とかテニ〇リの
跡〇と樺〇じゃん…。

由依:これで…〇〇を…私のものに♡

〇〇:にっげろぉぉぉぉぉ!!!!!

--

由依:まてぇーーーー!!!!

〇〇:くっそ!速い!!

"あーー♡"

"みーつけた♡"

〇〇:あ。


ひかる:もーどこいってたの?♡

保乃:探したで♡

〇〇:いやだ…いやだ…

追い詰められたと思った…その時。

??7:こらっ!

一同:!?

〇〇:菅井先生!!

助けてくれたのは生徒会顧問の
菅井友香先生だった。

友香:生徒会室に行ったら
みんないないから何してるかと思ったら…

愛季:先生…

瞳月:ごめんなさい…

おっ。

薬の効果が切れたのか、普通に戻り始めた。

友香:ほら!みんな行くよ!

僕らは生徒会室に戻った。

--

友香:それじゃこれから会議…の前に!

〇〇:?

友香:一旦お菓子でも食べよっか!

そう言って先生がもってきたのは…

〇〇:!?

あのチョコだった。

友香:よくわかんないけど、
なんか流行ってるらしいから買ってみた!

先生はそう言いながら配り始めた。

〇〇:待って…

友香:それじゃ…

"いっただきまーす!"

〇〇:やめろぉぉぉぉ!!!


ゴクンッ


〇〇:…。

遅かった…


友香:ねぇ…〇〇くん♡


〇〇:マズい…。


友香:会議なんてどうでもいいからさ♡
先生のお家で楽しい事…シよ♡

〇〇:逃げろ!

僕は急いで部屋から出…ようとしたが。

ガチャガチャッ

〇〇:!?開かない!?

ドアの窓の外を見ると…

美青:ふっふっふっ。

〇〇:み、美青ちゃん!?

美青:由依さんは〇〇さんをご所望…
由依さんが望むものは何としてでも!

〇〇:は、謀ったなぁぁぁ!!!

ひ保:えへへ〜♡

愛瞳:ぐへへっ♡

由理:…ジュルリ


〇〇:あ…あ…


友香:〇〇くん♡



""こっちおいで♡""




美青:…ではごゆっくり。






"あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!"




〇〇の絶叫が校内を響き渡った数時間後…

生徒会室からは制服が乱れに乱れ、
げっそりと痩せ細りぐったりとした
男子生徒が警備員によって発見された。


Fin

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