Breaking World #8
ヒナタ王国、女王の間…
美玖:皆さん!
王国を守っていただき
ありがとうございました!!
美波:いえ!全然大丈夫ですよ!
美玖:あの鍵穴が閉じてからハートレスも
出なくなりましたし、
とりあえずは大丈夫ですかね。
美月:あの鍵穴が闇の世界と通じてるのかな…
美波:かもね。
〇〇:そして、それを閉じることが
できるのがこのキーブレード…
咲月:謎はまだ多いですね…。
美玖:皆さんは…
これからどうされるんですか?
美波:とりあえずノギ王国に戻りますね。
プリンセスを探すのと…
〇〇くんのお姉さんも探さないと…
美玖:そしたら…私も連れて行って下さいませんか?
美月:ええ!?
咲月:き、危険ですよ!
美玖:姫様…
菜緒を探しに行かなきゃいけないんです!
美波:姫様は私達で探してきますから!
美玖:いえ!菜緒はこの国にとって大切な姫…
そして私にとって大事な幼馴染ですから!
美波:…。
陽世:そしたら!
未来虹:私達も行きます!
美玖:陽世!未来虹!
陽世:姫様の一大事…
未来虹:近衛の騎士として行かないわけには
行きません!
美波:…わかりました。
美玖:え…
美波:ただ危険な旅です。それは覚悟して下さい。
陽世:もちろん!
未来虹:覚悟の上です!
美玖:菜緒は今とても辛いはずです…。
それに比べたらまだまだです!
美波:わかりました…。
これからよろしくお願いします!
ーー
美月:じゃ〜ん!これがガムシップでーす!
美玖:わぁ…
陽世:でっかい…
未来虹:すごい…
ーー
船内…
美波:よし!それじゃ行くよ!
美月:しゅっぱーつ!!
ガムシップはノギ王国へ向かって飛び始めた。
美玖:すごい…
陽世:こんなのがあるなんて…
未来虹:ノギ王国ってどんなとこなんだろう…
ーー
美月:ここがノギ王国で〜す!
美玖:すご。
陽世:ひろ。
未来虹:でか。
ーー
女王の間…
ギィィィ
美波:麻衣さん!ただいま戻りました!
麻衣:みんなおかえり!!
よく無事で帰ってきた!
…ってその方たちは?
美玖:お初にお目にかかります。
わたくしヒナタ王国の執事、金村美玖と申します。
陽世:ヒナタ王国女王の近衛の騎士、山口陽世です。
未来虹:同じく近衛の騎士、髙橋未来虹です。
麻衣:ご丁寧にありがとうございます。
私はこのノギ王国の王女、白石麻衣です。
麻衣ちゃんって呼んでね!
美玖:え、あ、はい…
麻衣:それでプリンセスは?
美波:その事で…
美波達はヒナタ王国での出来事を話した。
麻衣:なるほど…
真夏:巨大なハートレスに鍵穴か…
麻衣:謎はまだまだ多いね…。
真夏:もうちょっと古文書を調べてみるね。
麻衣:うん!お願いね!
真夏:でも〇〇くんのお姉さんのことも気になるね…
麻衣:おそらく操られてるね。
〇〇:一体誰が…。
真夏:多分、ゴッキ村を襲った人だと思う。
咲月:え…。
真夏:プリンセスを探してる…
"鍵"を持つ者もいると言う事は
世界の扉をどうにかしようとしている…。
これくらいしかわからないけど…
〇〇:…。
麻衣:とにかくプリンセス探しは続けないと…。
"鍵"ももうひとつあるしね。
〇〇:はい…。
麻衣:それと美玖ちゃん、陽世ちゃんに
未来虹ちゃん?
このお城が拠点になると思うから、
遠慮なく使ってね!
美玖:はい!ありがとうございます!
麻衣:よし!それじゃ落ち着いたらご飯にしよっか!
--
食堂…
美玖:す、すごい…
陽世:ご、豪華…
未来虹:お、美味しそう…
麻衣:みんな!遠慮せず食べてね!
腹が減っては戦はできぬだからね!
"いただきます!"
美波:真夏さん、一つ聞いていいですか?
真夏:ん?
美波:私や〇〇くんて魔法使えるんですかね?
真夏:ん〜…
美月:どうしたの?急に。
美波:あの巨大なハートレスの時に思ったの。
物理的な攻撃は〇〇くんのキーブレードしか
効かない。
だからそういった手数を増やせないかなって
思ってさ。
美月:なるほどね。
真夏:とりあえず鑑定かな。
〇〇:あれ?
水晶って割れたんじゃなかったでしたっけ?
真夏:大丈夫!予備があるから!
〇〇:あるんだ…
真夏:明日にでもやってみよっか!
美波:はい!
ーー
食事を終え、自室に戻った〇〇は考え事をしていた。
〇〇:姉さん…
俺らが村から出てる間に何があったんだよ…。
ガチャッ
咲月:〇〇?
〇〇:ん?
咲月:お風呂って入った?
〇〇:いや、まだだな。行ってくるか…
咲月:大丈夫?
〇〇:ん?
咲月:大分思い詰めた顔してたから…
〇〇:あぁ、少し疲れただけだよ。
咲月:そう…お風呂でゆっくりしてきな。
〇〇:うん。ありがと。
ガチャッ
咲月:大丈夫かな…
ーー
〇〇:ふぅ…
〇〇は風呂に浸かりまた考え事をしていた。
〇〇:(プリンセスを探していけば姉さんには
会えると思う。
でも会った所でどうすればいいんだ…。)
〇〇:…闘うなんてやだよ。
to be continued…
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