20240909 きみの色

見ていないあなたへ

ミュージック映画だから、映画館で見た方がいいよ!!!!!!!!!

本編

正午ごろ出かけて、映画「きみの色」を見てきた。僕の大好きな映画「リズと青い鳥」の監督である山田尚子さんが監督をやっているから、ずっと気になっていたのだ。多分、最初の告知から追っていたはず。
予告も最高で、絶対公開日に見ようと決めていた。(結局1週間くらい過ぎた今日になってしまった)

「リズと青い鳥」は二人の少女の関係を描く映画だった。覗き見るような独特の構図が多くて、特徴的な緊張感にすごくドキドキしたのを覚えている。
今回もまた、覗き見るような、言い換えるとちょっと中心をずらした感じの構図が多かった気がする。でも今回はそういった構図に緊張感ではなく優しさを感じた。ふと思い出してしまった嫌な思い出。閉じ込めてしまいたいくらい大切な瞬間。そういったあけすけにしたくないすべての気持ちへの遠慮が、構図から感じられるような気がした。ずっと優しい目線で登場人物たちを追っていた気がする。

一瞬のパッションの発露と、純粋な心の交流、そしてそこから先に進むおはなしだったと思う。
ストーリーの各所にはいくらでも描きようのある部分があった。それでも、それらを選ばすわざわざこういうふうにしたところが山田尚子さんの作風なのかもしれない。(山田尚子さんのオリジナルを見るのは今回が初めて。)
嫌儲思想のつもりはないけれど、どことなくお金の匂いがしないというか、絵本みたいな映画だった。



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