海外メディアのE-Sports関連ニュースをざっくりまとめてみた。【CNN編-2】
海外メディアのE-Sports関連ニュースをざっくりまとめてみた。【CNN編-2】
こんばんは、出荷で腰が痛いJiMです。
Tシャツも侮るなかれ。200枚入ったダンボールは想像以上に重たいのです。
前回の「海外メディアのE-Sports関連ニュースをざっくりまとめてみた。【CNN編-1】」意外と好評だったようで大変うれしく思います。
実は、この「ざっくりまとめてみた。」前回を書いたあと思ったことがあります。少しだけ語らせてください。
esportsを専門に取り扱うメディアは国内でも多くあります。
筆者にも知人が何人かいますが、基本は「ゲーマーがゲーマーに情報を発信する。」スタイルがほとんどです。しかし大手メディアのesportsニュースの報道はゲーマー向けではないでしょう。
ゲーマー以外はesportsをどう見ているのか。どう捉えているのか。
ゲーマーは当然ですがそういった視点を欠く面があります。
だからこそゲーマーにはゲーマ以外の視点を知ってほしいと思います。
知識や知見の引き出しは多いに越した事はありませんからね。
おっとそんな与太話になってしまいましたが、前回の続きです。
これは2つめの記事です。前の記事を読んでから楽しんで読んで！
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CNNー概要【17~34】
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17:EAはMadden NFL 18の今年度の残り3大会を中止することを決定した。
Aug 29, 2018
https://money.cnn.com/2018/08/28/technology/culture/madden-tournaments-canceled/index.html
概要：EAスポーツは、ジャクソンビルで起きた事件を受けて安全プロトコルを見直すために今季の大会を中止することを決定した。EAスポーツの中でNFLシリーズは総額40億ドル、1億3000万本以上の販売数を誇っている。
EAスポーツは今大会に多額の賞金を提供しており、今大会の予選や2018年10月にラスベガスで行われる本戦の予定は未定である。
補足：Madden NFL 18はEAが販売する30年以上のシリーズの歴史を持つアメリカンフットボールゲームです。概要中のジャクソンビル（地名）の事件とは、このNFL 18の予選大会中に負けた事に腹を立てた犯人が大会中に他のプレイヤーに対して発砲した銃撃事件です。銃撃事件が相次ぐなかでのesports大会でのこの事件は日本でも取り上げられました。
18:ジャクソンビルの射撃犯は同じゲームをするプレイヤーを狙った。
Aug 27, 2018
https://edition.cnn.com/2018/08/27/us/jacksonville-madden-tournament-shooting/index.html
概要：17の記事に詳細は記載しましたがもう一度。
アメリカンフットボールゲーム NFL 18の予選大会中に起きた無差別発砲事件について、10数名が撃たれ22歳と27歳の尊い命が失われ大勢が怪我をした痛ましい事件です。犯人は2017年の予選で優勝しており、2018年の大会で負けた事に腹を立てていたとも言われている。しかし、彼は複雑な家庭環境で育ったことから精神を病んでいた時期があり、統合失調症を患っていた時期もあったとのこと。CompLexity Gamingの創設者で最高経営責任者（CEO）のJason Lake氏は「成長しているesports業界でこのような痛ましい事件が起きるのは残念だ。セキュリティ問題について最高する必要がある」と述べている。この事件ではCompLexity Gaming所属の19歳の選手も負傷していた。
私見：ゲーム内でのプロゲーマーの言動はSNS等で問題になることがありますし、一般のゲーマーの暴言もそうですが、画面の向こうの相手の事を一度考えてから発言する必要があるでしょう。スワッティング行為（相手の自宅に虚偽の通報によって警察等を突入させる行為。オンラインで喧嘩になったゲーマーが行った事例もある。）のように、オンラインの言い合いが現実に大きな影響を与える可能性について熟慮する必要があるでしょう。
19:esportsってなんですか？数十億ドルの爆発的成長をする産業について。
2018年8月27日
https://edition.cnn.com/2018/08/27/us/esports-what-is-video-game-professional-league-madden-trnd/index.html
概要：esportsって何だ？というのが解説されています。
例としてFortnight、League of Legends、Counter-Strike、Call of Duty、Overwatch、Madden NFLを始め数多くのタイトル・リーグ・チームが存在しているのされています。加えて、Twitchのようなライブストリーミングサイトがファン獲得に大きな役割を果たしていると述べられています。
そしてお馴染みのNewzooのレポートが引用されています。
esports愛好家（頻繁に視聴をする人）は世界で約1億8000万人。
その中で中国、韓国、北米が大きなウェイトを締めています。
世界で最も人気のあるesports大会としてリーグ・オブ・レジェンドが、信じられない人気をもつFPSとしてオーバーウォッチが挙げられています。
世界で行われた大規模なesportsイベントは588イベントだったようです。
北米では50以上の大学がesportsプログラムを提供しています。
そしてそのプログラムは全米大学esports協会によって認可されているようです。この協会が奨学金としての賞金提供などをおこなっているようです。
私見：この時期のCNNの表記はeSportsでしたが後にesportsで統一されています。アメリカでもあったesports表記揺れ問題。
この全米大学esports協会の取り組みは日本で雨後の竹の子のように設立されつつあるesports協会の一つのあるべき姿、モデルケースとなりそうです。
20：ジャクソンビルで銃撃事件。二人死亡
August 27, 2018
https://edition.cnn.com/2018/08/26/us/jacksonville-madden-shooting/index.html
概要：17、18の記事が出る前に配信された速報記事のようです。
ニュース映像には実況に混じって発砲音が記録されています。
詳細は割愛させていただきます。
21：サッカークラブの奇妙なソーシャルメディア戦略
August 18, 2018
https://edition.cnn.com/2018/08/16/football/roma-social-media-video-unveil-patrik-schick-manchester-united-spt-itl/index.html
概要：サッカークラブはヤギ、歌うライオン、チェスをするヤギ、猿、変なメッセージ、手品、フォートナイトまでも使用します。
これは全てSNSでサッカークラブがGIF動画や雑なコラ画像をつかって情報発信をした内容だ。クラブが選手の契約署名とトロフィーを求めていた時代は過去のものである。今はリツイート、いいね！、フォローも求めている！
そしてこれは見たほうが早そうだったので紹介します。
まずは、ASローマが所有esportsチームの新選手の宣伝を行う動画
続いてフランスのFCナントの新選手（サッカープレイヤー）の紹介に
フォートナイトを使用した例
こうした施策は既存のファンを楽しませることと新規ファン獲得の両方を
同時に行える良いマーケティングツールと紹介されています。
「誰もが一員になれる。」ことが重要と記事内では言及されています。
22ー23：ディズニーはesportsに賭けている。
July 11, 2018-July 11, 2018
22:https://money.cnn.com/2018/07/11/technology/disney-espn-esports-overwatch/index.html
23:https://money.cnn.com/2018/07/11/technology/pacific-newsletter/index.html
概要：ESPN（Entertainment and Sports Programming Network）はディズニーカンパニー傘下のスポーツ専門チャンネルである。ESPNはオーバーウォッチリーグのテレビの放映権を購入した。オーバーウォッチリーグのTVでの放送ははじめての取り組みである。衛星放送各社がインターネットの台頭に合わせて各社それぞれ経営の多角化や新ジャンルの取り込みに向かっているようだ。
そのなかでESPNはesportsの取り込み積極的であるということでしょう。
私見：リーグ・オブ・レジェンドがesportsの放送権の販売に否定的であることに対して、オーバーウォッチは積極的に放送権を販売しているように見える。一方でフランチャイズ化については両者とも進めているようようだ。
24：Chipotleはどのように顧客を取り戻すか。
Jun 28, 2018
https://money.cnn.com/2018/06/27/news/companies/chipotle-strategy/index.html
概要：Chipotleはアメリカの健康志向のメキシコ料理の大手チェーン
近年、食中毒の発生などで売上が落ち込んだものの大規模な集中と
選択とマーケティング・広告を通して顧客を取り戻しつつある。
その中でChipotleを単なる食事の場にしないために、NBAに広告を出し、esports TeamのTSMのスポンサードを行うことを決定した。そうして新規顧客の取り込みと認知度向上を狙っている。
25：AT＆TとTime Warnerは競合するのか？
June 12, 2018
https://money.cnn.com/2018/06/12/technology/pacific-newsletter/index.html
概要：AT＆Tはアメリカの情報コングロマリットであり、Time Warnerは2018年に買収され子会社となりました。今後ワーナーを傘下に収めたAT＆Tはテレビ事業の中でプレミアムコンテンツとしてのesportsを取り上げています。これは先述のディズニーに対するコンテンツ戦略と言えるでしょう。
2018年現在：10億ドルとも言われる市場規模の中で米国の放映権に関する規模はたったの3400万ドル程度である。
＊AT＆T：携帯回線やデータ通信、衛生放送などを行うアメリカの大手持株会社。Docomoが分かれる前のNTTの大きいバージョンといえば近いでしょうか。
26：セーリングのesports大会が開催。
May 14, 2018
https://edition.cnn.com/2018/05/14/sport/sailing-esports-regatta-spt-intl/index.html
概要：屋外スポーツの代名詞といえるセーリング（ヨットで競うあれです。）もレーシング・ゲーム、サッカーゲームのようにesports化の流れに乗っています。ファンタジーチックなものから本格的なシミュレーションゲームまで多くのジャンルでのイノベーションとなっています。
今年インドネシアでeの競技会が行われる予定です。こうした動きをサポートするのはeセーリング世界選手権です。
記事内では、ゲーム内のプレイヤーランキングによって選ばれたプレイヤーはプレーオフの進出権を得て本戦で競うようです。また、ゲームとしてセーリングをプレイしたプレイヤーが実際にセーリングを体験することは競技人口を増やし、楽しんでもらう良いきっかけになると語っています。
27：esports産業への参入
https://edition.cnn.com/videos/world/2018/05/11/marketplace-africa-esports-morocco-gaming-developers-a.cnn
概要：こちらはCNNアフリカのモロッコの記事。世界的なesports産業の発展に参入しようとモロッコの取り組みが取り上げられています。モロッコのストリートファイターのプレイヤー、ゲームデベロッパーそして関連した産業について取り上げられています。そうした中の一社であるTechnoparkの設立にはモロッコ政府が出資を行う等の熱い視線が向けられている。
28：esportsで活躍する女性ゲーマー達
https://www.greatbigstory.com/stories/the-female-gamers-making-a-name-for-women-in-esports
概要：こちらはシンガポールのお話。女性の権利主張の世界的なムーブメントはesports業界にも影響を与えているようです。取り上げられているのはシンガポールのDota2チーム「Asterisk」。全員が女性であり、アジア中で大会やスクリムに挑戦しています。
＊スクリム：練習試合。プロや熟練プレイヤー同士の練習試合を指すことも多い。
29：現実を支えるスーパーコンピューター
https://www.greatbigstory.com/stories/super-computers-are-altering-reality
概要：esportsは文化として急速に成長している。しかし、多くのプレイヤーやゲームそのものの開発にはスーパーコンピューターが必要です。
これらのスーパーコンピューターはゲーム開発やesportsの発展のみに関わらず、そのモデリング技術をしようして社会問題の解決の一助となっています。
30：ビックゲーマー GeT_RiGhT
https://www.greatbigstory.com/stories/the-gaming-grind-life-as-a-big-shot-gamer
概要：CSGO好きなら一度は耳にしたことのある名前、GeT_RiGhT。彼はスウェーデン出身の26歳ですがNiP（Ninjas in Pajamas ）の一員として約10年間のキャリアで35万ドル以上の賞金を稼ぎました。しかし彼も過去には生計が立てられないほど苦しい時期もあったと語ります。「プロゲーマになるのは難しいです。しかしゲームが好きだからこそ困難も乗り越えられるし頑張れる」と彼は語っています。
31:ガソリンを使わないモータースポーツ
Apr 25, 2018
https://edition.cnn.com/2018/04/25/sport/electric-gt-motorsport-series-esports-spt/index.html
概要：フォーミュラEはあえてガソリンを入れない選択をしたモータースポーツを展開しています。実は電気自動車でのレースのお話でした。その中で各レースの最終週には電気自動車のレースと合わせてesports大会も開催される模様。両者には「環境に優しいモータースポーツ」という共通点があったようです。
32：大学でプロゲーマーになる。
https://www.greatbigstory.com/stories/varsity-gamers-are-the-new-jocks-on-campus
概要：シカゴにあるロバート・モリス大学は全米で初めてesports選手への奨学金制度を整えた大学です。学内にはesportsアリーナを含むトレーニング施設がある。記事内ではコンピューターネットワークを先行する学生が
リーグ・オブ・レジェンドをプレイヤーに対する奨学金を貰いながら日々練習に励む姿が取り上げれている。
私見：日本とアメリカの大学の違い（進学率や費用・大学の性質の違い）に注意が必要かなと感じました。とはいえ、日本でも専門学校にesports科があるように大学にそういった専攻ができるのも近い将来ありえるのではないでしょうか。
33:TriForce：最後のボスを引き受ける
https://www.greatbigstory.com/stories/triforce-taking-on-the-final-boss
概要：三部構成のドキュメンタリー映像の最後を記事したもの。
Isaiah "TriForce" Johnsonというゲーマーが大会で優勝してチャンピオンになるという夢と現実を見てほしいという母の願いの間で葛藤する。母の死後かれが自身の道を決める過程のドキュメンタリー映像。
34:CES 2018 で必見の6個のテクノロジー
January 6, 2018
https://money.cnn.com/2018/01/06/technology/ces-2018-tech-trends/index.html
概要：記事内ではスポーツ技術のひとつとしてウェアラブルデバイスや拡張現実、センサーやアプリ等が全てのスポーツ選手の怪我の回復を助けたり、大会の最中にフィードバックを提供することを可能にするだろう。
そして、esportsはスポーツの中でもより一層の存在感を増していくだろう。
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ここまでの34記事で2019～2018年のesports記事をまとめ終わりました。
次回以降は2017年の記事についてまとめていきたいと思います。
noteを書いていて海外の過去のニュースから学ぶことが多くあります。
今後もざっくりとまとめていきたいとおもいますのでよろしければ応援の
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