45年くらい前の自転車をオーバーホールしてみる(3):BB周辺をバラしてみる
自転車オーバーホール記録は継続しております。
これまでの悪戦苦闘日誌は以下からご覧ください。
今回は『②クランク、BBあたりを外す』です。
ここは、かなり苦労しました、、、なぜかと言うと、、、
キャップは六角で簡単に外れましたが、ここからが問題。
というのも、まず、”コッタレス抜き”なる道具が必要だったからです。
このクランクは40年以上前のもので、デュラエースの初期型EXと呼ばれるものらしく、インターネットでもなかなか情報がなかったのですが、とりあえずコッタレス抜きというキーワードに行き着きました。
この時に、色々悩んであるお店の方(ICのYさま)に相談した結果、
↑こちらを購入しました。
↑コッタレス抜きを使ってクランクは簡単に外れました!
、、、が、、、ここから、BBの沼にはまりました。コッタレス抜きだけでは終わらなかったのです。というのも、
野生の勘と言いますか、”多分、他に工具いりそう、、、”って。
ということで、色々調べた結果、以下の工具を買いました。
上は、Park ToolのヘッドスパナHCW-4というものです。
下は、この”ロックリングリムーバーマルチフック”です。前述の工具セットの中に同じ形状の物が入ってまして、、、マルチフックは買わなくても良かったかも、、、いや、気にしないようにしよう!!
しかし、サビの固着はここでも本領を発揮して、
買ったHCW-4(ヘッドスパナ)も、ピンが折れる↑など人力だけでは中々外すことができませんでした。
しかも、右と左でネジが逆ネジの場合があるので、悩んでいました、、、
が、ある最終手段を使うことにしました。それは、
秘技:万力にフレームを挟んで、大きなパイプレンチを用いる。
マンリキのおかげでウォリャー!というほど力は要りませんでした。が、
これで、ネジが動いた時には本当に感動しました。(涙;)
しかし、上の写真にもあるように6つ穴が開いている方がまだ開放できてません。ピンも折れたし、ピンだけ購入依頼かけたけど欠品のため納期が3ヶ月かかるって、、、こうなれば、あれを使うしかない、、、
秘技:万力にしっかりとしたピンを挟んで、フレームごと回す。
ちょっと不安定だったので、写真が撮影できませんでした。
でも、開放できました!!
40年の封印から解放されたBB!
ベアリングもシャフトもカバーも中々頑固な汚れ具合!!
(撮影の都合上重複した部品がありますが、お気になさらずに)
さて、洗浄したり色々するかといったところで、今回はここまでです。
次回は、
『③フレーム、フォークの塗装を剥がしてさび止め塗装+上塗り』です。
※今回の記事で一部塗装を剥がした部分も見えますが、同時並行で進めていた部分もあるのでご容赦ください。
★SPECIAL THANKS★
BB解放活動にあたり、ICのYさまに様々なご教示をいただきました。素人の私にもわかりやすくメールで回答いただき本当に助かりました。
本当にありがとうございました!!
この自転車で走れるようになったら、是非お店に伺います!!
☆この記事の続きはこちら
◎上記以外のチャレンジ記事はこちらから。
◎ローバルの使い方など基礎知識はこちらから。
◎ローバルを使った「塗る亜鉛建築」の記事はこちらから。
Twitterフォローお願いします!
<記事作成:RSK>