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冬用タイヤチェーンのオフシーズンの防錆を考える。

冬に雪国では必須と言われるほどのタイヤチェーン。

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しかし、シーズンが終了してメンテナンスをせずに放置しておくと冬場の融雪剤の影響やさびが発生して使いたい時に使えない様になることも考えられます。

それを乗り越えるための手段はないものか?ということで、以前以下の様な記事を作成してみました。

今回は前回の記事内容を活かしてオフシーズンを乗り切るための防錆処置をしてみようと思います。

ご用意したチェーンは以下の2種
・鉄製チェーン

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・亜鉛めっき製チェーン(一部鉄部あり)

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めっき製のチェーンは部分的に鉄素材の箇所があるのでそこだけ浸漬します。

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今回のチェーンの持ち主は雪山のベテランの方なので普段からオフシーズンのメンテナンス(洗浄+天日干し+オイル塗布)はしっかりとやっておられていたのですが、、、

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やはり過酷な環境下で使用しているだけあって、サビの発生は見られます。

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今回は、
・洗浄
・さび落とし
・中和
・乾燥
・ローバルの塗布
この流れで進めてみます。

用意した道具は以下です。
・バケツ(洗浄用、さび取り用、中和用)計3つ
・塗料を浸漬するためのポリ容器
・さび落とし 液体タイプ
・重曹

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<洗浄>
油汚れ専用の洗剤で、じゃぶじゃぶ洗っちゃいます。

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汚れや洗剤を落として、いよいよさび取りです。泡で見えませんが中に1つ分のチェーンがいてます。

<さび落とし>
次にモノタロウさんの”さび落とし 液体タイプ”でチェーンを浸漬します。

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ある程度見ながら大体さびが取れた頃合いを見計らって(1時間程度)、中和工程へ。除去剤と反応しシュワシュワ泡が出てしまい、またしてもチェーンが見えず・・・。

<中和>
重曹を溶かした水にある程度浸漬させて中和します。この時使った重曹水溶液は、重曹が溶けなくなるまで(下に重曹の粒が残っている程度)溶かしたもので実施しました。

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<乾燥>
全てを洗い流して、水分を十分に除去します。今回はエアブローと併用です!結構綺麗になりました!!

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<塗装>
前回の記事でもチャレンジしたのですが、塗装方法はチェーン全体を浸漬して塗布することにします。
チェーン自体が複雑な構造で塗り損じを極力減らす方法としては今の所このやり方が一番いいかな?ということで実施します。
ただ、長さがあるので今回は2/3程度ずつ浸漬塗布と乾燥して反対側を実施という工程で進めます。

使用する塗料は『常温亜鉛めっき:ローバル』です!

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ポリ容器に入るだけ浸漬しています!チェーンは重いので一苦労!!

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とりあえず2/3程度はコーティング・・・。

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残りの未浸漬部分をやるために、ひっくり返します。この時に、パキパキと音を立てながら乾燥した塗膜が割れて落ちていくのが妙に切なくなりました。

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とりあえず、一通り浸漬できました!!なかなかの重労働!!

<完成>
四駆(Jeep)のチェーン、、、重いです。当たり前ですが。
しかも、4輪あるので4回作業しています。

(鉄製1つめ)
初めてだったので、洗浄時に発生した『チェーンのねじれ』など気にせずやっていたため、仕上がりがくねくねしてます。後ほどほどき作業を実施しました。

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(鉄製2つ目)
1つ目のねじれ問題を事前に解決していたため、見た感じもスッキリ!!

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(亜鉛めっき製の2つ)
こちらは、鉄部のみだったので浸漬部分は少なくて済みました!

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浸漬施工〜乾燥時の注意点としては、
★ねじれなどは浸漬前に解決!!
★乾燥後固まってしまうので、ある程度乾燥中に解してあげる!!
上記の点が結構大事かなと思いました。棒みたいになっちゃうし。

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今回の結果は以下の通りです!

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さて、この冬用チェーンに塗装する時点で塗膜が耐えられるの?とか物議を醸し出しそうなんですが、元々がオフシーズンの防錆を目的としているので、冬に使う時にさびていなければイイ!ということでチャレンジしてみました。

次回は、一度冬を越してからの結果を報告できればと思います。

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<記事作成:RSK>


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