【実験】一斗缶の撹拌(後編)
前回ご紹介した一斗缶撹拌に関する記事
その続編です。
天面を開けずに撹拌する方法(その3:ひらくん棒 OT-500)
もう一つ、一斗缶の口から入る撹拌できる道具を発見しました。
大塚刷毛製造株式会社さんの”ひらくん棒”(OT-500)です。
こちらは、遠心力で撹拌翼が開くことで一斗缶内部を撹拌できるものです。
実際、回すとどんな風になるかをスローで撮影したので、ご紹介します!
注意書きもよく見てから・・・。
いざ、撹拌!!
使用した感想としては撹拌翼が大きいので、しっかり混ざっている印象で手応えがすごいです。
注意書きにもありますが、”羽を容器に当てないで”とあります。そこがとても大事だと思いました。
「ひらくん棒」の結果
ひらくん棒を一度きれいにして、再度差し込んで塗料状態を確認します。
今回は上澄みと下の液状態が分離しておらず、しっかり撹拌されているようです!
注意点としては、一斗缶の隅は物理的に撹拌が難しい点がありますが、かなりパワフルに撹拌できるので、液部分の撹拌には素晴らしい性能を発揮しているようです。
ただ、缶の隅の沈殿を解すには難しい部分があるので、上記”ひらくん棒”と前回ご紹介した”SPM-4”を併用してエポローバルの一斗缶の撹拌をしてみることにします!
エポローバルの撹拌
まずは"SPM-4"で間の底に溜まった沈殿をほぐしていきます!
大体5分くらいで底の沈殿の存在がなくなりました。
次に、”ひらくん棒”で全体を均一に撹拌します!
大体5分くらいで均一な状態が形成されました。(トータル10分くらい)
手間ではありますが、二つの撹拌翼を併用することで天面を開けずに撹拌することができました!
現段階でのオススメ
前回記事では、天面開封して状態を見ながらの撹拌をおすすめしましたが、それに加えて、ご紹介した撹拌翼の併用も一定の効果が見込めそうです。
ただし、『百聞は一見にしかず』ということもあり、状態を確認しながら撹拌するのが一番楽だとは思います。
ご使用の際はくれぐれも
・缶の底に沈殿がないこと
・均一な塗料状態であること
上記を確認していただきご使用ください。
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