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【実験】一斗缶の撹拌(前編)

お客様からこんなお問い合わせをいただきました。

<ご質問>
一斗缶の塗料を撹拌するのに天を開けて欲しいと言われても全量使わないので、天面を開けると保管が大変だから、他の方法はないのか?

<回答>
天面を開けて撹拌して、均一な塗料状態を確認してご使用ください。お願いします。。。とお答えしておりますが、今回は、、、
様々な一斗缶の撹拌方法を調査してみました!!



天面を開けずに撹拌する方法(その1:まぜまぜマン)

実は弊社で、天面を開けずに撹拌しなければならない時は、

こちらの機械を使って缶全体を振って撹拌しておりました。

天面を開けずに撹拌する方法(その2:ペイントミキサー SPM-4)

しかし、このような装置を購入するのも場所を確保するのも大変なので、何かないかな?と探していたところ、、、見つけました!!

藤原産業株式会社さんのペイントミキサー”SPM-4”です!

こちらであれば、インパクトドライバー(電動ドリル)に装着して、

開口部から挿入して隅々まで撹拌することが可能です!!

中で回転している雰囲気はこんな感じです。

実際に、ローバル一斗缶で試してみました!

この実験をするために、あえて半年ほど放置・・・。
底にはしっかり沈殿が・・・。(撹拌棒を刺しても沈殿の存在で缶の底に接していない状態です)

この沈殿を狙って撹拌機を使ってほぐしていきます。

5分ほどで底の沈殿はほぐれました。続けて全体を均一になるまで混ぜます。・・・が、

ここで、ハッと気がつきました。。。
天面を開けていないので塗料の見た目がわからない・・・。

その2の結果

気を取り直して、続けて5分ほど撹拌して中の状態を撹拌棒を使って確認しました。

透明な層が残っていますね・・・。この後、缶全体を抱えて数分揺さぶると上澄みも均一に混ざりました。

今回の工具を使って缶の底の沈殿はほぐすことができましたが、全体を均一な状態にするには骨の折れる作業でした。
※一斗缶を上記の様に持って振る行為は腰にも負担がかかるためオススメ致しません。

現段階のオススメ

やはり、十分な撹拌をする場合は『状態を確認しながら』やれるのが最適だな・・・とは思いました。
ですから本当の理想的なところは、天面を開封した状態での撹拌です。

今後も関連情報を調査していきます!!

くれぐれもご使用の際はしっかり撹拌していただき、缶の底に沈殿がないことを確認してからお使いください。

※今回の沈殿は10分ほどでほぐれましたが、状況によっては同程度の時間ではでは十分に撹拌できない場合も考えられますので、ご注意ください。

<おまけ>

一斗缶から塗料を小分けする時・・・向きに注意してください。
というのも、普通に考えると缶の口を下にしたこの状態、、、

こんな感じで傾けて塗料を出したくなりますが、

一気に飛び出てこぼれる恐れがあり、危険です。

小分けするときは、缶の口を上側にしたこちらの向きから・・・

傾ける角度を変えることで、取り出す量が調整できて安全です。

今後のご参考になれば幸いです!!
※塗料の代わりに水道水で撮影しております!

この記事の続きは以下のリンクから!!


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<記事作成:RSK>

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