「塗る亜鉛」の選び方:ローバル製品を亜鉛含有率で選ぶ♬
『他社メーカーさんの亜鉛塗料の同等品はローバル製品でいうと何になるの?』といったお客様からの質問に対する回答として、亜鉛含有率で選ぶ方法をご紹介いたします。具体的な例も交えながら解説いたします♬
亜鉛が含まれた塗料は亜鉛の含有率でさび止め効果が決まります!
そのため、今お使いの塗料と同じくらいの亜鉛含有率であれば同じくらいのさび止め効果があるといえます。
他社メーカーさんの亜鉛含有率を確認してそれに近い亜鉛含有率を選ぶやり方があります。
今使っている亜鉛塗料と近い亜鉛含有率の製品で選ぶ
乾燥塗膜中に多くの亜鉛を含有しているローバル製品は、溶融亜鉛めっきの様にさび止め効果が高いことから”常温亜鉛めっき(ローバル、エポローバル、厚膜ローバル、ローバルエコタイプ)”や”水性常温亜鉛めっき(水性ローバル)”と言われたりもします。
以下、亜鉛含有率の順に説明します。
亜鉛含有率96%:さび対策にはコレ!”常温亜鉛めっき”
80μmの膜厚で溶融亜鉛めっき同等のさび止め効果を発揮!!
ローバル(スタンダード品)
エポローバル(他社製品を上塗りする時に使うタイプ)
厚膜ローバル(1度塗りで80μmの膜厚が達成できるタイプ)
ローバルエコタイプ(作業環境に配慮したタイプ)
<艶のないグレー、マンセル値:N6〜6.5>
他にも以下のような製品があります!
亜鉛含有率93%:環境とさび対策なら”水性常温亜鉛めっき”
水性ローバル(ローバルと同等のさび止め効果を水性タイプで実現)
<艶のないグレー、マンセル値:N6〜6.5>
亜鉛含有率92%:防カビ抗菌効果もプラス!プレミアムジンクリッチ
ローバルアルファ(亜鉛顔料のみでキラキラとした表現を実現!)
<ラメが入ったメタリックシルバー、マンセル値:N7〜7.5>
亜鉛含有率86%:3元素合金めっき専用補修剤!
ALMZ[アルムズ](マグネシウム入りで合金めっき補修で多数採用!)
<シルバー、マンセル値:N8〜8.5>
亜鉛含有率83%:シルバーでジンクリッチに輝きを!
ローバルシルバー(ローバルをシルバー仕上げにする際に)
ローバルシルバーエコタイプ(ローバルシルバーの作業環境配慮仕様)
<シルバー、マンセル値:N8〜8.5>
亜鉛含有率70%:ジンクリッチで多彩な仕上がりを実現!
ニュージンクカバースプレー(化粧用シルバースプレー)
<シルバー、マンセル値:N8〜8.5>
マットカバー(低光沢亜鉛めっきの補修も全面塗装も可能!)
<チャコールグレー風、マンセル値:N3〜4>
※メッキカバースプレーは亜鉛が入っていませんので亜鉛のさび止め効果はございません。ご注意ください!!
具体的な内容に基づく回答例
<1>
亜鉛含有率96%のグレー仕上げ製品を探しているけど何がいいかな?
▶️ハケで塗るタイプかスプレータイプかどちらでお探しですか?
スプレーで探していて、作業環境に配慮したものがいいな。
▶️それならローバルスプレーエコタイプが適しています!
<2>
亜鉛含有率90%以上のハケで塗装できる製品を探しているんだけど?
▶️お色味は決まっていますか?
メタリック系のキラキラとしたものがいいな。
▶️亜鉛含有率92%のローバルアルファが適しています!
0.7kg、3.5kg、20kgの荷姿があります。塗装面積により荷姿が選べます!!
<3>
亜鉛含有率90%以上の作業環境に配慮した製品を探してんねんけど?
▶️その他には、ご要望はございませんか?
7㎡くらい塗る予定で特にニオイが気にならないハケ塗り製品がええな。
▶️それなら水性ローバルが適しています!
水性ローバルの理論塗布量500g/㎡(2回塗り)ですが、実塗布量は20%のロスを見込みます。500g×1.2=600g/㎡で計算します。
7㎡だと600g/㎡×7㎡=4.2kg必要なので4.5kgセットがおすすめです!
その他のご質問についても・・・
採用の際のお困り事やご相談、塗り板サンプルのご要望がございましたら、ローバル株式会社枚方工場までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先
ローバル株式会社 枚方工場
TEL:072-894-7590
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<記事作成:RSK>
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