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塗る亜鉛建築「北海道大学植物園 博物館」

設計者:清水建設株式会社(改修設計)

北海道札幌市の北海道大学植物園内にある博物館です。
歩いていくと急に植物が繁った空間が現れ、入るとリスが走っている様子なども見えます。都会の喧騒から離れ、まるで別世界に来たような感覚になります。

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植物園内にある重要文化財である博物館本館のうろこ屋根(トタン製)全面にローバルシルバーが塗装されました。

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屋根全体的が落着いた艶消し銀色を呈しています。
豆知識ですが、こちらでは南極探検隊のジロの剥製がご覧いただけます。

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亜鉛で塗装された屋根は、シルバーグレーを主として呈していますが、見る角度や天候・環境によって青みがかったようにも見え、季節の移り変わりと伴うような形で見え方が変わります。

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そのような面白い特徴なども含めて、建築物に深みを持たせることができ、防錆だけを目的とするだけでなく、意匠材料としても採用されているように感じます。

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現役の博物館建築としては国内最古であり、重要文化財としても指定されているため、改修設計では文化財の価値を損ねないように慎重に施工する必要があり、かつ環境調和にも配慮する必要があることから今回のご採用に至ったのだと感慨深くなりました。

札幌駅から歩いて行けるので、近くにお越しの際は是非ご訪問下さい。



今回ご採用いただいた製品は、

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<補足>
実は、北海道を舞台にしたアニメ(ゴールデンカムイ)の聖地としても描かれておりました!聖地巡礼としても是非お越しください!


ローバルシルバーを使った物件記事です!



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<記事作成:RSK>

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