塗る亜鉛建築「こんどう小児歯科医院_空飛ぶジュータン」
設計者:近藤春司/近藤春司建築事務所
千葉県鴨川市にある歯科医院です。
2005年6月歯科医院として竣工され、その後の5年をかけて少しずつセルフビルドで内外部を仕上げ、2010年10月発表されました。
小児歯科ということで、お子様のお口のケアに注力されております。
我が子を見ていても、虫歯になったり、生え替わりもあったり、、こどもの成長には”歯”が関わることが多いので小児歯科専門の先生がいらっしゃるのはとても安心です。お近くの方が羨ましい・・・。
ハワイをテーマにされた歯科医院。
入り口からも南国テイストの雰囲気が醸し出されています。
まずは1階から。こちらは受付になります。
使用箇所:鋼製天井・床・柱・各鉄部全面
使用塗料:ローバル
屋内にも植物が多く存在し、自然を身近に感じられる空間が作りあげられています。
木材、鉄、コンクリートなどそのままの状態で建築材料として組み込むことで、自然との一体感を体現されており、ローバルも天然の亜鉛素材としてご採用いただきました。
外周部はコンクリート壁,内部は床・屋根面を構成する鉄板とそれを支える無垢の鉄柱が主体構造.40mm厚の鉄板に『常温亜鉛めっき ローバル』を施し、60φの無垢の鉄柱で支えています。
2F:
ローバルが鋼製天井の全面に塗装されています。
1階天井が2階床になるという、表裏一体の感じで構成されています。
鉄板を支える丸柱にもたっぷりとローバルが塗られています。
木材や植栽の『温かさ・柔かさ』、石や鉄の『力強さ・堅牢さ』ひとつひとつの素材から溢れる風合いがマッチしています。
ローバルは存在感をあまり出さず、溶け込んでいるように見受けられます。
開放的な空間が、お子様たちの歯科診療のイメージを払拭するように演出されています。
待合いスペースは、主に保護者の方のために想いを馳せた設計です。
こちらを設計された近藤先生です。
一部の丸柱が小児歯科ということもあり、お子様の手汗などで経年劣化が進んだため歯科医院竣工から12年後の2017年に、写真中央の支柱を水性ローバルで改修しました。
建設中の段階では、溶剤系の製品を使ってもあまり気になりませんが、医院として稼働している最中の改修となれば、溶剤の匂いが残るのも患者さまにとってあまり良くないので改修の時は施工時の溶剤臭が気にならない水性ローバルをご採用いただきました。
近藤先生はローバルを大変気に入ってくださり、インタビューにも応じていただいております。弊社公式Youtubeチャンネルをご紹介いたします。
今回は、
安房鴨川の海風を感じながら、ローバルの亜鉛独特の表現も拝見できる”空飛ぶジュータン”をご紹介いたしました。
HP:こんどう小児歯科
こちらの物件でご使用いただいた製品は、
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(編集後記)
ほとんどのお写真を近藤先生のお許しの元、HPからお借りいたしました。
近藤先生、ありがとうございました。
<記事担当:RSK>