新たなLEDライト導入。&水草と光(ライト)のおはなし(ちょっとライトじゃないかも…ライトだけに)
お久しぶりです。2週間前に水槽のLEDが故障し点灯できなかったので
更新できませんでした…
今回は新規に購入したLED照明の紹介と水草の吸収波長や照明時間について
書いていきます!!
新規LED照明
今回購入したのは、「WEEK AQUA」から出ている
NEW AQUA FLARE UVA L600/ RGB SEです。
(画像クリックで輸入代理店「KAPURA AQUA SYSTEM」に飛べます)
製品の特長
この製品は通常のRGBLEDと異なり、UV(紫外線)を照射できるのが特徴です。また、最高3900lmで照射でき、奥行が広いので水槽全体に光を照射でき、陽性水草も育てられます。
時間設定も24時間管理できるので、スマートコンセント等も不要でスマホのBluetoothとアプリでプログラムコントロールできます。めっちゃ便利なのでおススメです!!
RGB設定について
自分は↓のような感じで、RGBを設定してみました。
水槽の背景が白なので、照度など参考になれば嬉しいです。
補足
自分がここに書き込んだパワーは大体ですが、1%から設定できます。また、UVも0~100%まで設定できます。UVがあるおかげで、自然界で照射される光を水草に吸収させることが出来るのです。
100%でUV無しの場合、3900lmの明るさで照射できますが、コケが爆増しそう+眩しいので80%運用です。
ちなみに、時間帯で自動的にRGBを変更できるプログラムは8個まで設定できます。
メリット
1.細かくRGB設定ができる
2.UV機能が付いており、蛍光灯や自然光が発する環境に寄せやすい
3.時間帯で、RGB設定をプログラムできる
4.奥行が広いので水槽全体を照らせる
デメリット
1.LED球数が多いため、水面の揺らぎが出ない。(NEW AQUA FLARE UVA Z250 RGB SE2という製品なら改善できると思います。)
2.設定が複雑なところがある
3.デカい
4.80%パワーでも本体はかなり熱い。
以上です!水草育成好きならチェックしてみてください。
吸収波長における水草の育成について
水草にも適切な光の波長があるのを知ってますか?
以外にも、美観を求めたLEDは効率の良い光が吸収されて無いかもしれません…ここでは、理想的な水草の光について話していこうと思います。
水草の光吸収波長について
光には以下の波長があります。
色(波長)
紫(380-450nm)
青(450-495nm)
緑(495-570nm)
黄(570-590nm)
橙(590-620nm)
赤(620-750nm)
水草たちは「青」と「橙~赤」の波長を高効率で吸収します。
この色を多く吸収ということは、その間の色の「緑」や「黄」は反射しているんですよね…よって反射した光を人間は見る事で色を認識しているので
水草は緑~黄色が多いって訳です。よって葉緑体のもつ葉緑素は緑色なのです。
葉緑素(クロロフィル)について
青や赤を吸収する水草ですが、植物がもつ葉緑素には二つの種類があります。それらの名前は「クロロフィルa」と「クロロフィルb」です。
こいつらにも、役割があって微妙に吸収する波長が異なります。
それを以下に示します。
クロロフィルa:430nm(青)および662nm(赤)
クロロフィルb:453nm(青)と642nm(オレンジ)
よって、これらの波長ばかりを与え続けることで、大変効率良く植物が育ちますが、アクアリウムではあまりやらない方法…
なぜなら、照明の色がピンク色になるからです(笑)
よって、美観を保つためにも緑色の波長をいれて葉の色を濃く見せたり青白っぽい光にすることでコントラストを付けるようになるのです。
しかし、緑色の波長はコケ(藍藻)にとってとても光合成しやすい光であるので、コケの増殖の原因にもなります。(´;ω;`)
植物に緑の光は必要ないのか
実際には、必要です。あったほうが成長効率は良くなると考えます。
なぜなら、厳密には葉緑素は緑色光は反射しているのではなく、「漏れ出している。」と考えられるからです。緑色光は何度も反射することにより徐々に吸収はされます。また、反射していくことで葉の裏にまで到達し葉の裏からの栄養吸収やエネルギー合成が行われやすくなるんです。
よって必要だと自分は考えています。
LEDはlmも大切だが…
以上の事を踏まえると、光の強さを表すlmも水草の育成に大切ではあるが
もっとも大事なのは波長であると考えられます。
育成できるギリギリの光量で育成に必要な波長を与えてあげることがコケを予防し水草の育成に大切だと考えています。